2016年09月24日

おすすめの「ほん・本・ブック」

ほん・本・ブック9月号(13).pdf


 子どものほん(子ども、小学生&中学生)

    ヨシタケシンスケ「このあとどうしちゃおう」ブロンズ新社 1400

 皆さんには、おじいちゃんやおばあちゃんがいますか? この絵本は、おじいちゃんが、生きているときに書いていたノートが見つかり、それを漫画と文で分かりやすく表したものです。むずかしいことを考えず、「おじいちゃんて、こういうことをかんがえていたのか」と思いながら読んでください。

 そうしたら、おじいちゃんやおばあちゃんに対して、もっと優しくなるかもしれません。


大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

   同上(こどものほんと同じです)。これは、同居していたおじいさんが、表紙に「このあとどうしちゃお」と書き残したノートを、絵本にしたものです。「このあとのよてい」「てんごくにいくときのかっこう」「うまれかわったらなりたいもの」「こんなかみさまにいてほしい」「てんごくってきっとこんなところ」「いじわるなアイツはきっとこんなじごくにいく」「みんなをみまっていくほうほう」「みんなにつくってほしいきねんひん」、・・・などと続きます。

大人が読んでも考えさせられることが多いが、我が子と一緒にこの絵本を読み進めながら、色々と話し合うと、「人間の生と死」や「家族」と言うことを考えるきっかけになるかもしれない。


学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)

 読売新聞社会部「貧困子どものSOS−記者が聞いた小さな叫び」中央公論社 1500

 子どもの貧困が話題になっています。日本の子供の貧困の割合は16%(6人に1人)で、世界でも高い方だそうです。

 本書は、子どもの貧困が具体的にどのような状況で、子どもたちがどのようなことに困っているか、この状況をいかに食い止めたらよいものか、7人の記者が実際に取材してまとめたものである。

 私が新米教師になりたての頃は、たいていの子供が貧困だったので、貧しくて困っていてもあまり気にせず、前向きに生活し、学習していたものである。しかし、今、担任している学級の「貧困で困っている子」は、16%と言う高い割合であるとはいえ、あとの84%の子供は困っていない子どもたちである。それだけに、「貧困で困っている子」の悩み、苦しみ、心の傷、将来への不安などは計り知れないものがある。

 本書は、「心に傷を負った子供たち」「進路・進学の壁」「親の愛に恵まれずもがく」「母として迫られる人生の選択」「貧困の連鎖を止めるために」と言うテーマで、様々な実態と今後の方向性を示唆してくれる。学校として、学級担任としてやれることには難しさと限界はあるが、子どもの心に響き、支えることをしたいものである。

★備考★なお、話題提供のために本を紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。 [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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2016年09月15日

子ども・大人・教師のためのQ&A


 子どもとのQ&A(ぎもんやしつもんのある子はすばらしいです!)

Q:小学校で英語を勉強するようになるそうですが、いつからですか?(小5男)

A:今でも小学校の5・6年生は外国語活動で、英語を楽しく学習していますね。今度、東京オリンピック・パラリンピックの年(平成32年度)から、今までの外国語活動は3・4年生からになり、5・6年生は英語科の勉強を週2時間勉強することになります。日本語を正しく話せるだけでなく、英語でも世界の人々と話ができるようにするのです。


    大人とのQ&A(パパ&ママ、ジジ&ババもいつまでも好奇心を!)

Q:今度、道徳が教科になって、評価をするということですが、うちの子は、道徳が1と評価されたらどうしようと心配です。

A:道徳科は、道徳性について学習します。ですから、道徳科の評価がもし1だったら、「人間性が否定されたようで心配です」と言う気持ちはよく分かります。道徳科の評価は、テストなどによる数値的な評価や○×、ABCなどの記号的な評価はしません。

 子どもの学習の様子や発言の内容、ノートなどに書いた事柄、友達との話し合い、具体的な行動を観察し、良い点や進歩したことなどを文章で記述する評価にします。道徳科の評価結果は、受験の内申書にも使わないそうです。詳しくは、保護者会の時に担任の先生にお聞きください。


   学校の先生がたのQ&A(先生にもわからないことがある!)

Q:道徳科になると、教材や学習活動、評価はどうなりますか?

A:道徳科になって、主たる教材は教科書を使うことになります。現在教科書会社が編集している教科書(いわゆる検定教科書)を編集しています。教科書ができるまでは、文科省の「私たちの道徳」を中心として民間が発行している「副読本」を使って進めます。

 学習活動は、これまでのようにややもすると読み物資料の読解的なものに偏りがちだった形式的なことを改善し、アクティブ・ラーニング(主体的。対話的な深い学び)の視点から問題解決的な学習、話的活動(「グループでの話し合い(ダイアローグ)」、どのようにしたらよいか、みんなで話し合い考え方をまとめる・結論を出す(ディスカッション)」など)、体験的な学習などを取り入れるようにします。

 評価については、子どもの道徳性について対象にすることから「数値的・記号的な評価はしない」「その子の良い点や進歩したことを中心にして、記述式で行う」「長期的に子どもの学習状況やしたこと、書いたこと、話し合ったことなどを観察して行う」などが基本です。

詳しいことは、文科省や教育委員会の評価の方針や資料を参照して学んでください。

★備考★[成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。

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2016年09月08日

しゅうれん会からのメッセージ


子どもたちへ(小さなお子さんには読んであげてください)

 西武池袋行き電車に、姉・兄・弟(小631くらい)とおばあちゃんとお母さんが乗ってきました。優先席に、弟が座りました。兄がおばあちゃんに座りたいとすねていました。次の駅で、私の隣の席が空きました。兄は、にっこりして座りました。

その次の駅で、私が降りようと立ち上がりました。おばあちゃんが姉に座るように言いました。姉は、「いいかげんにしなよ。ここは優先席だから、おばあちゃんが座るべきよ!」と言いました。そしておばあちゃんが座りました。兄が、お母さんに席を譲ると言いました。お母さんは「私は元気だからいいよ、お年寄りが乗ってきたらゆずってあげなさい」と言いました。私は、降りたのでその後どうなったかわかりませんが、いい家族ですね。


 大人の皆様へ(パパ&ママ、ジジ&ババ)

ある会合に出ていたら、ある著名な先生が「やらないことを叱らずに、きちんとできたことの方を褒めなさい。子どもは自信が出て、他のこともやるようになる」と、勧められました。頭では「わかっている!」のに、実際は、つい「まだ○○をやってない!」と叱ってしまいます。そこが難しいのです。大人だって、感情のある生身(なまみ)の人間ですから。

そこで、ある時、イライラを我慢して、孫に実験をしてみました。毎日お風呂を洗うことになっています。いつも何回も言われないとやりません。いつものように「おふろをお願いね」「わかっているよ!」、「わかっているのかさすがだね!」と言ったら、少したって風呂を洗いに行きました。「ありがとう、今日も、きれいな風呂に入れるよ」と褒めました。1週間続けたら、言われなくても、ほぼできるようになりました。


 学校の先生がたへ

 中教審の審議のまとめ(素案)が8月1日に公表された。小・中学校では、どのようなことがポイントになるか話題になりました。そこでは、新聞や雑誌で話題になっている「社会に開かれた教育課程」「カリキュラム・マネジメント」「育成すべき資質・能力(@生きて働く知識・技能の習得、A道の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力等の育成、B学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力・人間性などの涵養)」「アクティブ・ラーニング」「言語能力」「情報活用能力」「小学校英語科」「小学校プログラミング教育」「現代的課題・ESD、ICT活用、キャリア教育など」「特別支援教育、ウニバーサルデザイン、外国籍の子供の教育」及び「道徳科」「学習評価」などが挙げられました。今から、職員室の話題にしたり、校内研修のテーマにして、本質的な学びをしたいものです。

詳しくは、平成2881日文部科学省ホームページで、「次期学習指導要領に向けたこれまでの審議のまとめ(素案)」をご覧ください。


★備考★[成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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2016年09月01日

会館だより「かけはし」

     家庭学習の手引きが求めるもの
  
  「家庭学習の手引き(家での勉強の仕方)」などが、教育委員会や学校から家庭に配られて、次のようなことが求められている例があります。
@宿題(漢字や計算のドリル、音読)の仕方
 漢字や計算の宿題を出すと、保護者が確認しサインをする。音読なら、家の人に聞いてもらい、感想や簡単な評価をしてサインをするなどが行われている例もあります。
A読書の仕方
 学校図書館の本を借りて自宅に持ち帰らせ、読んでくるよう勧め、続きは朝の15分くらいの「朝読書」に読むなどの例があります。
B学校の学習の「復習」の仕方や「予習」の仕方
 基礎的な知識・技能を身に付けられるように、授業で学習したことを@のように復習として宿題に出すことがあります。宿題に出されなくても、その日に勉強したことを一通り復習するような習慣がつくと、良いと思います。
 また、小学校では、予習をさせることは少ないようですが、明日「何を勉強するか」が分かっている場合は、下調べをしたり、観察をしたり、考えたりするようになると、授業がよく分かるようになります。予習と復習の習慣が身に付くと、中学校に進んだときに勉強が進めやすくなります。
 担任の先生からこれらを毎日、きめ細かく出す(指示する)ことを、保護者の人は歓迎し、「いい先生だ!」といいます。自分の子どもの教育に熱心な先生に信頼を寄せることは当然です。
 ところで、担任の先生から言われなくても、宿題がなくても、A「読書」、B「復習」と「予習」ができるようになると、素晴らしいと思います。最初から完璧を求めず、徐々にできるようにしていきましょう。これらができるようになると、誰に言われなくても「自由勉強」が自分からできるようになっていきます。少しでも、自分で進んで勉強したら大きく褒めてあげてください。

★備考★[成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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2016年08月26日

おすすめの「ほん・本・ブック」


子どものほん(子ども、小学生&中学生)

 「家族のきずな」「家庭のルールづくり」「生活しゅうかん作り」「早寝早起き朝ごはん」を親子で話し合ったり、いっしょに取り組んだりするために、「3行の詩」を募集しました。小学生の部で優秀な作品として、選ばれたものを1つだけ紹介します。

★小学生の部・甲斐瑠々華(かいるるか)さんの作品

「お母さんが教えてくれた、「かがみはさきにわらわない」いつも心においているよ」

どのような意味か分かりますね。あなたも、3行の詩を作ってみましょう。


大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

 「楽しい子育て全国キャンペーン〜家庭で話そう!我が家のルール・家族のきずな・命の大切さ〜3行詩優秀作品集」(平成284月)文部科学省HPから無料でダウンロードできます。

公益財団方針日本PTA全国協議会・文部科学省家庭教育支援室が、共催して、「家族の絆」「家庭のルール作り」「生活習慣作り」「早寝早起き朝ご飯」を親子で話し合ったり、いっしょに取り組んだりするために、「3行の詩」を募集しました。それを冊子にまとめたものです。親子で作って楽しんでみてはいかがでしょうか。

★中学生の部・青木嶺斗さんの作品

 「泥棒ですか、お母さんのツッコミ、ただいま言うまでやりなおし」

★一般の部・庭野知子さん

 「あなたの声に、♯半音上がってわかる隠しごと、♭半音下がってすぐわかる悩みごと、母の耳は絶対音感」


学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)

 八百坂修・片山紀子・原田かおる著「教師のためのコーチング術」学事出版本体1700


 昔の教師は、子どもが悪いことをした時や約束を守らなかったときは、大声で怒鳴りつけるのが普通だった。それで、子どもは反省したし、保護者も当然だと思っていた。

 しかし、現在はそのような教師は皆無であろう。とはいっても、依然として、違法である体罰をしたり、欠点探しをして叱ってばかりいる教師は、ほんの一部だが今もいて、時々新聞やTVで報道されることがある。

 本書は、教師の仕事は、子どもの良い点を見つけてほめて自信を持たせ、もっと良くなるように必要な指導をする「指導者」としての役割がある。その一方で、最近、その子のいい点や個性を尊重しながら伸ばす「コーチ」の役目が重視され、求められるようになってきている。さらには、子ども主体の学習や生活をサポートする調整や進行役としての「ファシリーター」としての役割も注目されている。研究し身に付けたい事柄である。

★備考★[成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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