2016年12月08日

しゅうれん会からのメッセージ


子どもたちへ(小さなお子さんには読んであげてください)

 がっこうはたのしいですか? ともだちとたのしくすごしていますか?

あなたのまわりには、いじめられている子がいませんか?もし、いじめられている子がいたら、がっこうのせんせいやおとなに、「あのこがいじめられています。たすけてあげてください」と、おしえてあげてください。

 もちろん、あなたが、「いじめることはよくないよ。やめようね!」と、やさしくちゅういしてあげてもいいですよ。ちゅういすると、「なまいきをいうな!!」といって、あなたがいじめられることがあるかもしれません。そのときは、せんせいやおとな、いえのひとにすぐしらせましょう。だまっていると、あなたがずっといじめられることになるかもしれません。


 大人の皆様へ(パパ&ママ、ジジ&ババ)

いじめが小学校でも、中学校でも、高等学校でも起きています。そして、いじめられている子は、心が傷つき、乱暴されて体が傷つき、悩み苦しんでいます。

いじめで大事なことは、まず第1に、自分の子供がいじめられていないか、いつも関心を持ち、観察をしてください。何か気になることがあったら、「優しく」そっと聞き出してください。そして、「いじめられている」ことが分かったら、学校の先生に相談してください。「我が子」のためですから解決するまで、いじめっ子の指導や対応にお願いしてください。学校で対応してくれないときは、教育相談所や教育委員会に相談することも方策のひとつです。黙っていたら、遠慮していたら、子供は守れません。

2には、子供の様子を観察し、子供の話をよく聞き、子供の学校生活を話題にしながら、「我が子がいじめをしていないか」確かめてください。我が子がいじめをしているのは、親としてショックなことです。家族全員で十分に話し合い、「いじめ」を絶対にしないようにすることが重要です。このまま、ほっておいたら、友達を集団で傷つけたり、金品を脅し取ったり、殺人を犯したりする結果を招くかもしれません。いじめは犯罪なのです。


学校の先生がたへ

 最近、また、新聞やTVで「いじめ」と「いじめに対する学校の指導と対応」が、報じられています。記者会見の責任者のコメントは、「いじめとは認識していなかった」とか、「一応対応したので、解決したものと思っていた」に、大体決まっているようです。そして、「今後このようなことが2度と起きないように改善します」と。

 いじめであるかどうかの判断に基づいて指導・対応するのではなく、そのことがどうであるかを把握し、適切・迅速に指導・対応することが重要です。当該の子どもや保護者が相談するということは、「緊迫している」状況であることを強く認識する必要があります。いじめの兆候、いじめの事実にもっと敏感になるべきです。(専門家の助言です)

★備考★[成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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2016年12月01日

会館だより「かけはし」


    小学校でプログラミング教育
  
  今月は、少し理屈っぽくなりますが、お許しいただき、最後までお付き合いを願います。今月の中ごろ、「中央教育審議会の答申」が出て、2020年から2030年までの小・中・高校で、どのような教育をするかが公表されます。
  今回は、小・中学校では大きな変更はなさそうです。(各新聞・テレビで報道されると思いますので、詳しくはそちらを見聞きしてください)
 大きくは、1958年(昭和33年)以来の小・中学校の「道徳の時間」が特別な教科「道徳科」になります。内容はそう大きくは変わりませんが、いじめなどについてもっと心に響く指導をすることになり、「考える道徳の学習」「身近な問題をみんなで話し合って解決する問題解決的な学習」「実際の体験を通しての学習」が、行われるようになるそうです。ただし、道徳の評価は、人格にかかわることになるので、54321やABCなど数値的な評価はせず、良い点や進歩した事などを文章で記述することになります。
 また、小学校の5・6年生で行われていた「外国語活動(主として英語活動)」(週1時間)が、3・4年生で行われるようになります。その代り、5・6年生は、話す・聞く学習を中心とした「英語科」(週2時間)の授業が新しく始まります。日本語を十分身に付けるとともに、英語で話すことができるようにして、グローバル化(国際化)に応じた人間を育てることになります。
 さらに、小学校では、プログラミング教育が必修となります。プログラミング教育は「プログラミング的思考」、つまり、「自分の思い通りに動いてもらうためには、どのような動きの組み合わせが必要か、1つ1つの動きにどう合わせたらいいか、記号の組み合わせをどのようにしていけば、期待していたような動きをするか、ということを論理的に考えていく力」を育てることをねらっています。小学校では、身近な生活でコンピュータが使われていて、様々な問題を解決するためにプログラミングの手順があることを、体験的に気づかせることが目的になっています。そして中学校の技術・家庭や高校の情報科の学習に発展していきます。人工知能(AI)を搭載したロボットに負けないで、使いこなしていける人間を育てることが必要なのです。
★[成美教育文化会館](せいびきょういくぶんかかいかん)で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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2016年11月26日

おすすめの「ほん・本・ブック」

ほん・本・ブック11月号(15).pdf
 子どものほん(子ども、小学生&中学生)

かんしゅう:さいとうたかし「こどもそんしのへいほう」日本図書センター本体1500

 この本は、もともと大人のために、中国の孫子(そんし)という人が書いたものです。それを、齋藤孝(さいとうたかし)さんが、子供向けに解説したものです。「自分のことを自慢すると、友達との関係がまずくなることがあるよ」とか、「ケンカしてもかなわない時、争っても意味のないときは、さっさと逃げてしまおう」など、けっこういいことが書いてあります。ちょっとむずかしい所もあるかもしれません。おうちに人と一緒に読んで話し合うといいかもしれません。


 大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど) 

監修・齋藤孝「こども孫子の兵法」日本図書センター 本体1500

 子どもたちは、友人関係の中で、競争の中で、いつもギリギリのところで生きています。特に、複雑化している社会の影響を受けて、あるいは好ましくない大人の言動を目にして、悩み、苦しみ、それでもけなげに生きているというのが、現在の子どもと言う存在です。

 もともと「孫子の兵法」は、大人向け、激しい争い社会の中でしたたかに戦い抜き、生き抜いていくための考え方・方法・方策を、端的に表現したものだそうです。

 でも、その中に、この厳しい難しい世の中を生きていく子供たちの役に立つこともあるということで、監修の齋藤孝さんが、子ども向けに翻訳したものです。「あ〜、これを子どもと話題にしたらいいかもしれない」と言うことがあるかもしれません。どこかで見かけたらぱらぱらとめくってみて下さい。大人の役に立つ部分は、きっと多くあるかもしれません。


 学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)

 和田秀樹著「争わない「生き方」自分は自分人は人」新講社ワイド新書 本体800

 現在は、競争社会と言う面が目立つ社会です。例を挙げてみましょう。「十分に理解しているとは言えなくても、学力調査は平均点で市内トップだった」、算数のテストが95点だったのに「友達のAさんは、100点だったのに、あなたは駄目ね…」、オリンピックで入賞できなかったが日本記録を更新したのに「メダルが取れなかった」と話題にもならなかった、等々である。本書は、そのあたりに焦点を当てて、「自分のペースで生きる人が、本当は強い人なのだ」と、むやみに人と争わない生き方を勧めている。著者は、「ほめ言葉の上手い人、下手な人」や「気持ちの整理のできる人できない人」等、教師が子どもの指導に活用できる多数の本を出していることでよく知られている精神科医である。

 「ほんとうのマイペースは、追い込みタイプより先行タイプ」など、11の「法則」と、それに伴う80以上の「技術」と「考え方」をまとめてある。自分の研修、子供の指導に役立つ内容満載である。

★備考★なお、話題提供のために本を紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。 [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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2016年11月17日

子ども・大人・教師のためのQ&A

★11月 修練会Q&A.pdf

子どもとのQ&A(ぎもんやしつもんのある子はすばらしいです!)

Q:ぼくは小学校4年です。算数の計算のきまりが分かりません。どうしたらいいですか?

A:そうですか。じつはわたしも4年の時、困ったことがあります。わたしは、家で、2年の「かけざん九九」、3年の「かけざん九九」(九九の表と0のかけ算)、4年の「式と計算」のところを復習しました。分からないところは、お母さんかお兄ちゃんに質問しました。学校でも、先生に話や友達の意見をよく聞くようにしました。そうしたら、少しずつ分かるようになりました。学校でもわからないときは、先生に質問するといいですよ。みんなの前で質問することがはずかしいときは、昼休みに職員室に行って質問したらどうですか。


 大人とのQ&A(パパ&ママ、ジジ&ババもいつまでも好奇心を!)

Q:全国学力調査の結果が、新聞に発表されました。我が子はあまりできませんでした。計算はばっちりなのに、問題が解けなかったのです。どうしたらいいですか?

A:計算がよくできるということは素晴らしいです。お子さんをよく褒めてあげてください。でも、計算ができるようになったら、文章題にチャレンジさせ、計算が使えるようにするといいと思います。教科書の文章題を少しずつさせるとよいと思います。その時、はじめに、この問題で何を求めればよいのか捉えさせてください。次に、では問題の中のどの数を使ったら求められるか探させます。最後に、では、式はどうなるでしょうと、順に考えさせるとよいと思います。(「算数3ステップドリル」検索で小学校全学年の問題が、無料でダウンロードできるそうです。練習用に、試してみてください。)


 学校の先生がたのQ&A(先生にもわからないことがある!)

Q:算数の文章題の不得意な子が多くて困っています。何かいい方法がありますか?

A:これは、先生の専門ですから素人の私には何も言えません。知り合いの先生に聞いたことをお知らせします。文章題は、「@問題を読んで場面を理解する→Aこの問題では何を聞いているのか捉えて、そこを長○で囲ませる→B次に、解決するため(答えを見つけるため)に、問題の中のどの数を使うか選ばせて、下線を引かせる→C今まで学習したことで使えそうなこと(既習事項)を思い出す→Cどのように解決するか見通しを立て、式を書く→計算し、答えを出す→D式や計算、答えがあっているか、問題に戻って確認する」と言う手順で指導すると、良いそうです。焦らず、徐々に@~Dができるようにしていくといいそうです。一度お試しください。そして、クリティカル・シンキングをして、自分流のいい方法を編み出し、子供たちを「文章題名人」してあげてください。


★備考★[成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。

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2016年11月10日

しゅうれん会からのメッセージ

しゅうれん会からのメッセージ11月号.pdf


子どもたちへ(小さなお子さんには読んであげてください)

 2016年のノーベル賞は、大隅良典(おおすみよしのり)博士が生理医学賞を受賞しました。 何十年も続けてきたオートファジーの研究が認められたものです。大隅先生は、若い人に「何とかなるさと希望を持って挑戦してほしい」、子供には「興味を持ったことをどんどんやってほしい」と言っています。今興味を持っていること、やりたいことを一生けん命にやりましょう。でも、勉強も普通に頑張ってね。

オートファジーとは、自食作用と言い、細部の中のたんぱく質を分解する仕組み(生まれたアミノ酸を栄養素として再利用し、いらないものは捨てる)の1つです。これをいろいろな病気の治療に役立てる研究が進められています。ちょっと難しかったかな?


大人の皆様へ(パパ&ママ、ジジ&ババ)

 秋の深まった今頃になると、山で栗を拾ったことを懐かしく思い出す。

大きな栗の木の下で、落ちていた栗のイガを、両足で挟むようにして踏む。一方の足で押さえ、もう一方で踏みつけるようにすると、大きな茶色に光った栗がポロリと飛び出してくる。また、木の枝を見上げて、弾けそうないが栗を見つけ、長い竿で叩き落とすのも面白い。気を付けないと、頭にとげとげのイガが落ちてくることもあり、痛い目にあった。

栗をたくさん採って、家に持ち帰ると母が大げさに喜び、蒸して食べる、焼いて食べる、煮て食べるなどいろいろに料理してくれたことを思い出す。一番好きだったのは、栗を混ぜて炊く栗ごはんだった。今でも栗ご飯を食べると、栗の香りの中に子供の頃のことがほのかに浮かんできて、故郷の幼い世界に引き戻され至福の時間を過ごすことになる。


学校の先生がたへ

 最近、110のメソッドで有名な札幌市の堀裕嗣先生が、授業づくりで大切なこととして「最終目標」の大切さを提言している。この授業が終わった時に子供にどのようなことを身に付けさせたいのか「最終目標」を明確に設定して進めることが重要かつ必要だという主張で、全く同感である。

 学生時代に学芸大学の川口廷先生の「プログラム学習」の講義を受講した。それを思い出して、昭和40年代末に、「最終目標(現在の本時の目標)」と、それに到達するためのいくつかの「中間目標」を設定して、授業づくりをした。この「最終目標」に子供を到達させるためには、どのようなプロセスで、どのような「中間目標」をクリアーさせていけばよいのかと発想したのである。

 公開研究発表会で、このことを提案したが、パソコン活用の授業づくりに関心を持っていた一部の人以外からは全く話題にされなかった。でも、この発想は、今でも、私の、物事を企画立案する時の「ものの考え方」の根幹になっている。

★備考★[成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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