2020年07月30日

会館だより「かけはし」

  どちらも大事!

      「活字で学ぶ」と「デジタルで学ぶ」

 コンピュータや人工知能などによる学習も大事ですが、デジタルだけに頼るだけでなく、活字による学びも必要です。デジタルと活字の両立なくしては、現在を充実させ将来に活躍できる子供は育たないということで、国は「活字の学びを考える懇談会」を、6月11日に発足したそうです。

 主な委員として、皆さんお馴染みの作家の阿刀田高さん、浅田次郎さん、歌人の俵万智さん、建築家の安藤忠雄さんなどが参画しています。

実は、ある研究所の所報に、次のことを提言したばかり(令和2年5月に執筆、9月に発行予定)なので、この懇談会の行く末に大きな期待を寄せています。

<手作りとICTの両立を!>

 タブレットなどICTを活用する学習(授業)が奨励されている。一方で、対面で話す・聞く、活字の本を読む、紙やノートに思いや考えを書く、事典・図鑑で調べる、実験・観察・見学をする、作る・描く、歌う・演奏する・演ずるなどの実体験が軽視される傾向がある。手作りや実体験と、ICTやバーチャルの両方を大事にしたい。

 脳の研究で有名な東京大学助教授の池谷裕二先生は1冊の本から多くのことを学んだこと(学んでいること)、作家の鈴木るりかさんは1行の文から素晴らしいことに気付かされることがあるという趣旨のことを、Y新聞に寄稿されていて、同感しました。

 皆さんのご家庭ではいかがでしょうか。日常生活も、遊びも、勉強も、趣味も、仕事もすべて、「手作り」と「ICT活用」、「活字で学ぶ」と「デジタルで学ぶ」の両方を大事にしたいものです。「手作り」と「活字で学ぶ」が、「ICT活用」と「デジタルで学ぶ」の基礎になっているのです。 (活字だけで育ったKH)

<備考> [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。一度、検索してみてください。

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2020年07月23日

しゅうれん会「気になる一冊」

子どものほん(子ども、小学生&中学生)           

 海老名香葉子作・林家しん平絵「えくぼのかよちゃん」金の星社 1320

作者のえびなかよこさんは、1945年3月10日(今から85年前)の東京大空襲で家族6人を失い、一人ぼっちになりました。平和への祈りと、下町(台東区根岸)のよさと、地球上の平和を願って、この

絵本を書いたそうです。子供向けの絵本ですが、小学生や中学生も、

平和の大切さを考えるヒントになります。家族で平和について話し合うこともいいですね。

大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

米倉貴裕著「小学生と親が楽しむ・初めてのプログラミング」さくら舎 1980

 今年から小学校で、プログラミング学習が必修になりました。算数科、理科、総合的な学習の時間、特別活動などで学習します。どんなことを学習するのか、お子さんと一緒に学習してみませんか。

 内容は、5時間で学習できるようになっていて、1時間目「プログラミング入門」、2時間目「コンピュータグラフィックとプログラミング」、3時間目「ロボットとプログラミング」、4時間目「きれいで速く作るプログラミング」、5時間目「クラウドとオンラインとAI」で、順調にいけば5時間で、バッチリ分かるようになっています。

学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)

 田中博之著「主体的・対話的で深い学び・学習評価の手引き」教育開発研究所 2420円 

 学習評価は、子供に質の高い学力を定着・維持・向上させるため、教師の側から考えることが多かったように思います。授業の中で子供たちに、分かるようにする、できるようにする、考えて問題解決ができるようにする、意欲的に取り組めるようにする、成績を付けて指導要録を作成し、通知表で保護者に知らせることなどなど、ある意味当然のことでした。

 著者は、教師目線の「指導と評価の一体化」をコペルニクス的に転換し、子供の視点に立って「学習と評価の一体化」とし、子供が主体的に学ぶ、対話的に学ぶ、深く学ぶための学習評価の理論と実践の提案をしています。学ぶことの多い1冊です。  (BOKE−K)

 ★備考★話題提供のために紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。

 [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」「気になる1冊」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。


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2020年07月09日

しゅうれん会からのメッセージ

 子どもたちへ(小さなお子さんには読んであげてください)

「一年生になったーら〜♪、友だち100人できるかな〜♪…」と、歌ったことがあるでしょ! この歌を作った人に聞いた人から聞いた話ですが、これは、本当に友だちを100人の作りましょうということではないんだそうです。

本当は、「なるべく多くの友だちをつくりましょう」、「なかよしの友だちがいれば、数人だって、一人だっていいのです」、「でも、みんなとは、けんかをしないで、ふつうにすごしてほしい」という願いで、この歌を作ったのだそうです。「だれとでもふつうにできて」、「仲良しの友だち(親友)が何人かいれば」それでいいのです。

 大人の皆様へ(パパ&ママ、ジジ&ババ)

 武者小路実篤は「君は君、我は我なり。されど仲よき」と、よく色紙に書いていたそうです。人間のコミュニケーション(付き合い)は難しいもので、(親友)とはとことん仲がよく、そうでない人とは口も利かいということになりがちです(私だけかもしれないが)。 参考のために、いろいろな人の名言を紹介します。武者小路実篤の言うような人付き合いを確立するためのヒントになれば幸いです。

松下幸之助「素直な心になったならば、いらざる対立や争いが起こりにくくなって、和やかな姿が保たれるようになる」

 まどみちお「ちがって仲良くしようではなく、ちがうから仲良くしよう」

 R・カールソン(アメリカの作家)「人の意見が対立することと、対立にとらわれるのとは、天と地ほどの違いがある」「私はOKじゃない、あなたもOKじゃない、それでOK!」

 齋藤茂太「相手と自分との違いを楽しみながら付き合うのが、人と人とのコツである」

 学校の先生がたへ 

 作家の井上ひさしさんは、話は、「難しいことは易しく、易しいことは深く、深いことは面白く」と、話していたそうです。因みに、幼稚園や小学校の先生は、「難しいことを、易しく説明すること」ができると言われています。ベテランの先生方は、経験の浅い先生方に、そのコツを是非教えてあげてください。昔のことですが、恥ずかしながら私は、朝礼の後、1年生のかわいい子から「校長先生、今日も難しい話をありがとう」と言われたことをほろ苦く思い出します。

 新型コロナウイルス以来、TVに専門家という人が登場して、「易しいことを難しく話しているこ

と」に、辟易としています。専門家なのだから、難しいコロナウイルスのことを素人にも分かりや

すく話してほしいものです。 (BOKE三宅)                               

★備考★[成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」や「至楽荘」の利用の仕方、「成美教育文化会館」の会場貸出など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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2020年07月01日

会館だより「かけはし」

     「すっぱい!」は成功のもと

「失敗は成功のもと」とは、「失敗してもその原因をはっきりさせ、それを反省して改めていけば、成功につながります」と言う意味の諺です。「失敗は成功の母」とも言います。

北杜夫は、梅干を食べた後で、種を割って中に入っている「胚」まで食べるほど梅干しが好きだったらしい。

 Aさんの家では、狭い庭(失礼)に梅の木を2本植え、毎年梅を収穫し、梅干し、梅ジャム、梅酒をつくり楽しんでいるそうだ。

 今年は、Aさんは腰が痛く、梅の収穫に困っていたら、お孫さんのY君がいとも簡単に梅取りをしてくれたそうだ。頼もしい限りである。

 いつもは、困るほどの収穫があるのに、なぜか(新型コロナウイルスの影響か?)あまり出来栄えはよくなかったようだ。おばあちゃんがスーパーマーケットで生梅を買い足して、いつものように、梅干し、梅ジャム、梅酒を作っていた。「少しですけどいかがですか」といただけるのを密かに期待しているところである。

 何でも簡単に手に入る今日この頃、梅干しも和歌山県の南高梅が有名であるが、手作りのAさんの家の素朴な梅干しの方が気に入っている。ちなみに梅干しの生産高は、1位和歌山県、2位群馬県、3位長野県だそうである。

 これから暑くなる。食品が傷みやすくなり、食欲も落ちる。梅干しを腐敗防止、塩分補給、食欲増進、そして何よりも「酸っぱい(失敗)は成功のもと」にしていただきたい。

★北杜夫(1927〜2011)は、小説家、エッセイスト、精神科医、医学博士で、「船乗りプクプクビーチ」「幽霊」「どくとるマンボウ航海記」(いずれも新潮文庫)など沢山の作品がある。           (梅干し大好き人間KH)

<備考> [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。一度、検索してみてください。
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しゅうれん会「気になる一冊」

子どものほん(子ども、小学生&中学生)

小幡哲士著「頭がよくなる実験・工作」 エネルギーフォーラム 本体1650円

 東大の学生が書いた本です。第1章「光」について4つの実験・工作、第2章「力」4つの実験・工作、第3章「科学」について4つの実験・工作、第4章「電気とエネルギー」3つの実験・工作が紹介されていて、自由に実験や工作を楽しむことができそうです。お家の人と相談して事故を起こさないように気を付けてください。自由研究のヒントになるかも知れません。

大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

明橋大二著・太田知子イラスト「子育てハッピーアドバイス」一万年堂出版 本体838円

 本書では、「反抗期は自立のサイン」「いたずらは自発性が育ってきた証拠」「子供が反抗するのは、ちゃんと育ててきた証拠で、喜ぶべきことです」など、子供の成長の特色を捉えて色々教えてくれます。

 また、「癇癪を起しやすい」「人見知りで困っている」「一人っ子なので心配」など思春期特有の悩みについてもQ&Aでヒントを与えてくれます。

学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)

諏訪哲郎・小堂十・丸茂哲雄・多田孝志編著「学校3.0×SDGs〜時代を生き抜く教育への挑戦〜」

株式会社キーステージ21 本体2000円

 公害教育から環境教育へ、そして近年ESD(持続可能な開発のための教育―7つの能力)へと進化してきた。

さらに、SDGs(持続可能な開発の目標―17の目標と169のターゲット)と一層の充実が期待されている。学校1.0「国民国家型教育システム<勉強の時代>」、学校2.0「資質・能力重視の教育システム<学習の時代>」を乗り越え、さらに学校3.0「個別最適化された教育システム<学びの時代>」と対応させて、まさに、「時代を生き抜く教育への挑戦」をしたいものである。

                          (BOKE−K)

 ★備考★話題提供のために紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。

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