2016年03月10日

おすすめの「ほん・本・ブック」

ほん・本・ブック(5).pdf

子どものほん(子ども、小学生&中学生)

 村中李衣作・藤原ヒロコ絵「かあさんのしっぽっぽ」  BL出版 本体1200

 昔は行列ができるくらい売れていた大福屋。でも、近所にケーキ屋ができ、そちらにお客を取られて、今は、売れ行きもたいしたことない。それでもお母さんは大福つくりに忙しく、娘の結依にかまってくれない。結依は台布巾を洗ったり、風呂を洗ったりとても良くお手伝いをしている。

 それでも、お母さんが忙しく,結衣と触れ合う時間がなく、何となく物足りなく思っている。それが、……(詳しく紹介すると、この本を読む楽しみがなくなるので、これ以上は内緒にする)。そして、お母さんが、小さい時のお母さんのように思えて、忙しくても、お母さんが大好きになり、前よりもお手伝いも頑張るようになったとさ。

 本書は、文章が易しく、漢字に読み仮名がふってあるので、小学校低学年なら十分に読みこなすことができる。読み聞かせても、創造力を掻き立てられる楽しい本である。


大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

小山とき子著「歌集 神話のごとし」 新炎短歌会 本体2500

本書は、昭和47年(1972)に結成された東久留米市短歌会の著者ご本人から「東久留米短歌会」のことを知ってもらい、会員を増やしたいので、ぜひ目を通していただきたいとの趣旨で、豊島修練会に寄贈頂いた。

「砂の嵐」朝練見つつなど15題、「月に供える」ひとつひぐらしなど16題、「神話のごとし」曾孫生れたりなど12題、合わせて387首。毎日10首ずつじっくり楽しんでいたら、ちょうど1年かかった。著者の豊かな生き方にふれ、わが人生を振り返ることができた。関心のある方は、今からでも始めたらいかがでしょうか。


学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)

清水義範著「今どきの教育を考えるヒント」  講談社 本体1500

 現在の学校は、多くの困難を抱え、加えて外(社会の変化に伴う要請、教育行政からの方針や指示など)からの求めが多く、いくら誠実に頑張ってもきりのない状況が続いている。

 それらを、著者独自の視点から鋭く論評している。1999年当時の見解であること、校長を出世のゴールとみていること、「数学ができる」「体操が得意」「絵が上手」など優秀な子供の見方等に、違和感のある部分のないわけではないが、全体的にはものの見方考え方をはじめ教育(学校経営、教師論、カリキュラム、教育方法論などなど)に対する多面的・多角的な捉え方は、現在の課題・問題を考える際の手掛かりになる。

 内容は、荒れる子供たちの原因、教育論の原点に立つ、校長先生という職業、教育の根本原理、名先生の思い出、ほめる教育のすすめ、学級崩壊を考える等20章に及んでいる。 

<注:この欄で、色々な本を紹介するのはあくまでも情報提供です。@本欄を読むだけ、A関心があるので図書館で読んだ、B友達に借りて読んだなど、どうなさるのかはご自身の判断でお願いします。決して、押し付ける意図はございません。念のため。>

★備考★

[成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

posted by 豊島修練会 at 10:14| しゅうれん会 気になる一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする