至楽荘から巡る南房総の郷土文化探索スポット
@勝浦朝市(通年)
四百年以上の歴史を重ねている日本三大朝市の一つです。1591年領主、植村土佐守泰忠が産業振興のために市を開いたのが始まりです。
水曜日を除く毎日、午前6時から11時ころまで、およそ70の露店が並び、勝浦漁港などで水揚げされた魚介類や地元農家で採れた野菜や果物などが並びます。
A勝浦カツオまつり(6月)
「カツオまつり」は毎年6月、勝浦漁港で開かれます。勝浦漁港は、近海カツオ一本釣り漁船の水揚げ港として、春から夏にかけて県外の大型カツオ釣り漁船のほとんどが入港します。初カツオの水揚高は全国一です。
まつりは、水揚げされたばかりの新鮮なカツオを買い求める観光客で大賑わいです。カツオ料理の販売、魚介類の体験入札など、イベントが盛りだくさんです。
Bかつうらビッグひな祭り(2月下旬〜)
このひな祭りは、徳島県勝浦町で既に行われていた「ビックひな祭り」を東西で開こうと企画されたものです。古き良き「ひな祭り」の伝統を見直し、後の世代に語り継いでもらおうとの願いが込められています。勝浦市遠見岬神社の60段の石段におよそ1200体のひな人形が飾られます。
C鵜原の大名行列(7月第4土曜日)
鵜原八坂神社の例祭に行われる「お浜降り(御輿を海にかつぎ入れること)」の前後に、八坂神社から商店街を通って、鵜原海岸まで大名行列が行われます。行列の式具は、大多喜城主から拝領したと伝えられています。この大名行列は、千葉県記録選択無形民俗文化財に指定されています。
D吉保(きっぽ)八幡神社流鏑馬(9月第4日曜日)
鎌倉時代中期から、伝統行事として神社の例祭に行われてきました。3つの的をめがけて矢を放ち、それを3回繰り返し、その当たり外れによって、来年の稲作の豊凶を占いました。千葉県の無形民俗文化財に指定されています。
E長狭(ながさ)文化の里(通年)
千葉県は、江戸時代からおいしいお米の産地として知られ、中でも長狭地区は良質な土と水に恵まれ、おいしいお米が育つ最適な環境にあります。また、のどかな農村原風景が残されており、愛宕山の裾野には、大山千枚田と呼ばれる棚田広がっていて、美しい景観を眺めることができます。