子どもたちへ(小さなお子さんには読んであげてください)
次の当てはまるところに、○を付けてください。いくつ○を付けてもいいです。
( )いじめられたことがある。 ( )いじめたことがある。
( )自分はいじめをしていない。 ( )これからもいじめはしない。
( )いじめをされたら、先生やお父さん、お母さん、家族に相談する。
( )いじめられている人がいたら助けてあげる。
( )いじめられている人がいたら、先生やまわりの大人の人に知らせる。
どうでしたか? いじめは友達を悲しませるとてもいけないことです。絶対にいじめをしないようにしましょう。
大人の皆様(パパ&ママ、ジジ&ババなど)
ほとんどの保護者は、「学校で我が子が、もしやいじめられていないだろうか?」と心配している。また、AをいじめたとされたBは「○○だったから…」「遊びのつもりだった…」などと言い訳をしたり、Bの関係者は「うちの子どもはいじめていないと言っている…」「いじめられる側にも理由がある…」などと弁護したりすることが少なくない。
いじめとは、「心理的・物理的に影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものも含む)であって、子供が心身に苦痛を感じているもの」であるということを再確認する必要がある。そして、一番大事なことは「我が子にはいじめを絶対にさせない」「我が子は、いじめをしていない」と言い切れる状況にすることである。そうなれば、「いじめられる子」はいなくなるのである。
学校の先生がたへ
学校・教員の多くは、「いじめられる子を0(ゼロ)にしたい」と思って、学級経営の充実、道徳科の授業の工夫、特別活動(特に学級指導)、生徒(生活)指導の充実などに努力している。
しかし、いじめ問題に無関心であったり、いじめられる子供の方にもなにがしかの要因があるとしたり、当該の子供の心身の苦痛の有無を軽んじ「いじめであるかどうか判断できないということで指導・対応を先送りになったりしているという状況があるようである。
このような学校では、ことが表に出ると、はじめは「いじめの事実はなかった」と申し開き、事態が大きくなると「指導・対応が不十分だった。十分調べて、今後はそのようなことのないようにしたい」となり、調査・確認し最終的には「いじめがあった。当該の子供及び関係者に心からお詫びしたい。今後は、再発しないよう取り組みたいと思います」と言う対応になることが多く、虚しくかつ残念に感じることが多い。そこで、先生方に「自分の学級の子供たちは、絶対にいじめをしていない」と、言い切れる指導をお願いした。(YAYU)
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