2020年09月01日

会館だより「かけはし」

         月より団子!

 今年の春は、新型コロナウイルスの感染防止のために、花見はお預けになりました。勿論、桜の花見です。

でも、多くの人たちは、「花より団子」で花はそっちのけ、3密で、美味しい物をつまみながら酒を酌み交わし楽しみます。

この状況を「花より団子」と言います。これは、「花見できれいな花を眺めるよりも、美味しい団子を食べる方がいい」ということです。転じて、名より実利を重んじることや、風流の分からない人のことを「花より団子」と言うようになったそうです。

 ところで、秋には中秋の名月(十五夜、満月)を鑑賞する習慣があります。今年は、10月1日(旧暦8月15日)です。現在は少なくなりましたが、昭和時代は、団子やススキ(おばな)をお供えして、家族で満月を楽しんだものです。もっと昔は、月見団子、里芋、枝豆、秋の七草(ハギ、キキョウ、クズ、ナデシコ、ススキ、オミナエシ、フジバカマ)を飾り、満月を鑑賞したそうです。

 団子を食べると健康と幸福が得られ、ススキは稲穂の代わりで、農作物の豊作や子孫繁栄を願う意味があると言われています。

 面白いことに、お供えした団子を誰かに盗られると縁起がいいと言われました。そんなことで、私の子供の頃は、友だち数人とあちらこちらの家の庭に忍び込んで、お団子をたくさん集めたものです。

子どもにとっては、満月を仰いで観賞したり、稲の豊作や家族の健康に感謝するよりもまずは団子を食べたり、よその家の団子をもらったりすることの方が楽しかった思い出があります。まさに、「月より団子」だったのです。 

(「月より団子」のKH)

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posted by 豊島修練会 at 10:31| 会館だより「かけはし」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする