子どものほん(子ども、小学生&中学生)
ミヒャエル・エンデ作・絵 大島かおり訳「モモ」 岩波少年文庫版 本体800円
あなたは、「時間」について考えたことがありますか。「時間とは何か?」と聞かれたら説明できますか。
この物語は、時間どろぼうに時間をぬすまれてしまいました。モモと言う女の子が、ぬすまれた時間を、人間にとりもどしてくれるという話です。少し難しいかもしれませんが、時間の大事ですし、人と人のつながりも大事だということが分かると思います。お家に人と一緒に読んでみてください。
大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)
月刊誌「東京人tokyo jin 9月号」 都市出版 定価950円(税込)
東京に住んでいながら「東京のことはあまりを知らない」と言う人が少なくありません。そこで、今月は、東京のことだけを毎月特集している本書を紹介します。
今月号の特集は「江戸東京エリア散歩」で、藤沢周平作品を旅する「地図から浮かび上がる、光と影のリアリティ」、漱石先生と東京市電に乗る」、「都内「最後の秘境」吹上御苑の四百年を歩く」、「江戸の範囲はどこまでなのか」、「下落合、椎名町界隈、地元の町内地図が呼び覚ます、幼き日の記憶」など、面白体験をすることができる。
また、連載の林家正蔵師匠の「ちょいとごまんなさいよ、四時からの悦楽(今月号は、代々木上原の「按田餃子」で、昼間から生ビール片手に餃子を堪能する話)」を楽しめる。
学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)
大前研一著「新・仕事力「テレワーク時代」に差がつく働き方」小学館新書 本体820円
本書は、COVID−19の感染予防をきっかけに普及したテレワークについて、経営コンサルタント大前研一氏が、働きかたについて持論を展開したものである。
内容は、前書き「目標を見える化」できるかどうかがカギだ。1章・君たちはどう働くかー間違いだらけの「働き方改革」、2章・「エクセレント・パーソン」の条件―仁ザ戦略と教育の在り方、3章・校務員こそ「働きかた改革」をー国を貧しくしているのは誰なのか、おわりに「働き方」は自分できめる、という構成である。企業の働き方を述べたものであるが、これをヒントに、学校の働き方について前向きに考えたい。(積読のH.K)
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