2021年04月17日

子ども・大人・教師のためのQ&A

 子どもとのQ&A(疑問や質問のある子は素晴らしいです!)

Qぼくは、きれやすくて、困っています。どうしたらきれなくなりますか?(小6男)

A自分のことが分かっていることは素晴らしいです。そして、「キレる」ことが良くないことに、気づいていることも素晴らしいです。でも、「キレる」と、友達が「いやな気持ち」になって、一緒に遊んだり楽しく話したりすることがしにくくなります。

 そこで、次のことに気を付けて、自分のいい面を知ってもらい、友達と仲良くするために、「キレる」ことを減らしていきましょう。君ならきっとできるよ。うまくいかなかったらまた連絡してください。

〇友達の話は、最後まで聞いて、それから自分の話をしましょう。〇反対意見を言う時も、大声を出したり、怒ったりしないで、普通の声で、ゆっくり話しましょう。〇友達のいい所を見つけて、認めてあげましょう。〇人間なので、おたがいにちがうのは当たり前と思いましょう。

  大人とのQ&A(パパ&ママ、ジジ&ババもいつまでも好奇心を!)

Q私は、ママ友の勝手なことが許せず、つい喧嘩をしてしまいます。どうしたらいいでしょうか?(小3女子の母)

A実は私も若い頃はそうでした。「文句言う之介」と陰口を言われていました。でも今は「温厚な人(歳を取って、元気がなくなった?)」と言われるようになりました。

 私が心掛けたのは、「自分は自分、他人は他人」と考えて、違うのは「価値観の違い」だと思うようにし、よほどのことが無ければ、聞き流す、見過ごすようにしました。これは結構効果がありました。最近、脳科学者の中野信子箸「人は、なぜ他人を許せないのか?」という本を読みました。図書館で目にしたらざっと読んでみましょう。役立ちますよ。

   学校の先生がたのQ&A(先生にもわからないことがある!)

Q1:子供に敬遠されているように感じています。どうしたら子供との人間関係がうまくいくでしょうか?(小5の担任教師)

A1:その気持ち、よく分かります。私にもそのような経験があります。先生はきっとまじめで、子供たちをより良くしたいと頑張っているのですね。素晴らしい先生です。 

でも、子供からすると、あれこれ「文句ばっかり言っている先生だ!」と思われて敬遠されているのかもしれません。そこで、暫くの間、「良い所を見つけて褒める」「頑張っていたらうまくいかなくても認める」「進歩したら認め、褒める」ということにして、「生命やけが、いじめや人権侵害」に関すること以外は、寛容にしてみてください。3か月続けたら「先生〜〜!」と子供が寄ってくるようになると思います。それから、うまくいっている学級の担任と子供たちの関係を(そっと)観察して、「これだ!」と思ったことを真似してみてください。普通に頑張ってください。  


Q2:4月から校長になりました。子どもや教職員、保護者などに話すことに困っています。何か、いい雑誌があったら紹介してください。(新任小学校長)       

A2:私も困り、悩みました。今も発行されているかどうかわかりませんが、私が参考にして助かった月刊誌を紹介します。ただし、そのまま使うのではなく、あくまでも参考にして、「自分流」を確立してください。これからの校長先生は、学校運営や教育活動に加えて、危機管理が求められます。「子供たち」や「教職員」のために頑張ってください。

「教育展望」(学校経営や教育活動の動向や情報)一般財団法人教育調査研究所、「プリンシパル」(児童生徒向け、教職員向け、保護者向けの講話の仕方と例話)学事出版、「教職研修」(教育の動向や情報及び教職員の研修)教育開発研究所、「総合教育技術」(学校運営や教育活動のポイント)小学館、「道徳と特別活動」(道徳教育と特別活動のポイントと実践例)文溪堂などです。(註:ネットで最新号を検索し、検討してください)   (HK)

★備考★[成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A(皆様からの質問をお待ちしています)」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会」の利用の仕方など様々な情報が閲覧できます。ぜひご覧ください。

posted by 豊島修練会 at 09:48| 子ども・大人・教師のためのQ&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする