子どものほん(子ども、小学生&中学生)★★★R3年 9月 ほん本ブック.pdf
新井紀子監修「人工知能と友だちになれる?」 誠文堂新光社 本体1200円
最近、人工知能(AI)やAIロボットという言葉を毎日のように耳にします。この本は、人工知能とは何かの理解、人工知能と人間の脳との違いをはっきりさせてくれます。
今、何を学んでおけばよいのか、将来の死後とはどのようになるのか、私達がよりよく生きるためにはどうしたらよいかを考えることができます。
大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)
外山滋比古箸「思考の整理学」 ちくま文庫 本体520円
英文学者で文学博士、エッセイストとして広く知られている著者は、昨年96歳で永久の眠りにつきました。本書は、「考えるとはどういうことか」「考えるにはどうするか」を、誰にも分かるように書いた名作です。
「褒めてくれる人を友人に持ちたい(褒められると意欲が湧きもっと考えるようになる)」、「よく切れる包丁は錆びやすい(考える頭であり続けるためには、考えることを続け,錆びないようにしたい)」など、分かり易いです。よく考えるようになるために、考える子供を育てるために、ちょっと読んでみませんか。
学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)
中野信子箸「キレる!」 小学館新書 本体780円
最近、モンスターペアレント、暴走高齢者、児童虐待、客のイチャモン、煽り運転など、すぐに「キレる」大人が目につくような気がします。本書は、脳科学者の著者が、キレることの「メカニズム」を解明し、それへの「対処法」を提言し、むしろ「キレる」ことの「活用術」を、素人向けに説明したものである。学校でも、些細なことで「キレて」子供が大喧嘩になったり、保護者が「キレて」怒鳴り込んだりしてくることが度々あります。
本書読んで、自分自身が「キレない」ように気を付けるとともに、子供たちの指導に適切に活用し、保護者との協力・連携に生かしたいものです。
特に、第3章「キレる人との付き合い方」、第4章「キレる自分との付き合い方」は、具体的な事例を挙げて解説しているので、役立つあるいはヒントがえられるものと思います。
(積読のH.K)
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