2022年05月05日

会館だより「かけはし」

かけはし R0405月号@.pdfかけはし R0405月号A.pdf

要注意!5月は交通事故が増える月です

《小学生》 小学1年生の交通事故は、5月中・下旬に一年のピークを迎えます。特に事故が多いのは下校時で、4月の4倍。なかでも男児は、女児の2.5倍にもなります。期待と緊張でいっぱいだった4月が過ぎて、慣れからくる気の緩みが事故につながるのでしょう。

 小学生の歩行中の交通事故は「横断中」に多く起こっています。子供が安全に道路を横断できるようにするために、次のことをしっかりと身に付けさせましょう。

@ 横断歩道や信号機が近くにあるときは、必ずそこまで行って横断する。

A 横断する前に、「立ち止まる」「みぎひだりをよく見る」「車が止まるのを確かめる」

B 信号が青になっても、みぎひだりを見て、車が止まっているかどうかを確かめる。

C みぎひだりに注意しながら、落ち着いて渡る。走らない。飛び出さない。

 小学生の場合は、低学年ほど下校時の「歩行中」の事故の割合が大きく高学年になると、下校後の「自転車運転中」の事故が多くなります。保護者が自ら身をもって示し、事あるごとにお子様に注意を促すことにより、交通ルールを守って安全に運転する態度が身に着きます。その他にも、警察や自治体が主催する自転車教室で体験することも、実に有効です。

《中学生・高校生》 中学生・高校生の場合は、自転車運転中の事故は小学生よりさらに多くなります。特に自転車通学を始めたばかりの高校1年生の場合、通学に慣れた5月から夏休み前の7月までの間の事故件数が最多となります。時間帯としては、登校時の事故件数が多いことから、急いで登校しようとしたり、眠気がとれずぼんやりしたまま自転車を運転したりしていて、事故に遭う、或いは事故を起こすケースが多いようです。そのことをしっかり自覚させることが必要です。《高齢者》 また、5月は、高齢者の交通事故が増える月でもあります。高齢者の場合は事故の7割が道路横断中に起きており、「信号無視」や「横断歩道でないところでの横断」、「横断してはいけないところでの横横断中.jpg断」など、交通ルールを守らないで事故に遭うケースが多いのが特徴です。本人は若いつもりでも、注意力や判断力が落ちているので、若いときならクリアできたことができなくなっているのです。周りの人たちがそのことを丁寧に話すとともに、注意深く行動を見守ってあげたいものです。  (T.Y.)

 横断中に手を上げるのは、自分の存在や「渡る意思」をドライバーに知らしめるためと言われています。そのことを知っていれば、躊躇なく手を上げる子どもは増えるのではないかと思います。




posted by 豊島修練会 at 14:05| 会館だより「かけはし」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする