2025年11月06日

会館だより「かけはし」


〜季節の変わり目に思う、今日(こんにち)の変化や文化のこと〜

しか.jpg 昨年に続いて今年も暑い夏でした。東京は10月6日に30℃近くまで気温が上がり、何時になったら秋がやってくるのか心配になってしまいました。ところがそれからわずか2週間後の10月22日には、12月初旬の気温になったので、慌てて毛布を引っ張り出したお宅もあったのではないでしょうか。

 紅葉が美しいことで知られる京都では、毎年11月上旬から12月にかけて見頃を迎えますが、今年は少し遅くなるのではないかと言われています。気象学では、季節を春(3〜5月)、夏(6〜8月)、秋(9〜11月)、冬(12〜2月)と3ヶ月ごとに区切るのが一般的ですが、近年は秋がだんだんと短くなり、夏から急に冬になってしまうような感じがあります。地球温暖化が進むと、益々この傾向が進むのではないかと心配されています。

 日本には春夏秋冬の四季があり、「天高く馬肥ゆる秋」という言葉が、秋の澄み渡った空と過ごしやすい気候を称賛する言葉として広く使われてきました。しかし中国の元々の意味は、秋になると北方の騎馬民族が、食欲が増して肥えた馬に乗って襲撃してくるから気を付けろという警告だったそうです。

 「秋」という言葉には語源がいろいろあり、どれが正しいということはありません。

 秋の空は爽やかであきらかだという説や、木の実が実って赤黄(あかき)色になっているという説、食べ物が豊富に実って、飽きるほど食べることができるという説などがあります。

落ち葉.jpg 「秋」は、イギリスでは「オータム(収穫期)」、アメリカでは「フォール(葉が落ちる季節)」という言葉が日常使われます。昔イギリスではどちらも使われていましたが、アメリカへ渡った人たちは、なぜかフォールという言葉を使う人が多かったので、この言葉がアメリカに根づき、反対にイギリスではオータムという言い方が残ったのだそうです。アメリカでも、あらたまった場では、オータムという言葉が使われることがあるそうです。

 「秋」は、フランス語では「オトンヌ」、ドイツ語では「ヘルプスト」、スペイン語では「オトーニョ」と言いますが、どれも「収穫」と関係ある言葉です。(T.Y.)

posted by 豊島修練会 at 14:18| 会館だより「かけはし」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする