2019年03月27日

しゅうれん会「気になる一冊」

子どものほん(子ども、小学生&中学生)

小川洋子文「奇跡の山さよなら。名犬平治」 偕成社 本体1165

 主人公の少女(敦子)は、次々と起こることにショックを受け、ついに失語症(しつごしょう:話すこと、書くこと、聞くこと、読むことができなくなる病気)になってしまい、自分の中に閉じこもってしまいます。

 ところが、トラックから投げ出されて拾われた子犬が、名前を平治と付けられて登山客を案内するガイド犬として育てられ、少女と出会った。そして、登山客を案内するとともに、多くの命を救い活躍した。そして、おじいさんの清三との触れ合いを通して、少女は少しずつ心を開き、言葉を取り戻し、自分を取り戻していくという物語です。高学年向きです。

大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

鈴木るりか著「さよなら、田中さん」 小学館 本体760

 著者は、平成15年生まれの中学生で、本書を平成29年に書いて、将棋の藤井聡太7段に勝るとも劣らない話題の人です。

 主人公の田中花実は母との二人暮らしで、経済的には貧しいが、たくさん食べ、思い切り笑、楽しく過ごしている。そんな日常生活のあれこれを書いた小説で、笑わせてくれたり、時にはポロリと泣かせてくれたりする小説です。

 友人とお父さんの交流を描いた「いつかどこかで」、お母さんの再婚話に切ない思いをした「花も実もない」など、大人も十分楽しめる内容である。大人の小説家も、想像力豊か、信条の描写が見事などと、絶賛しています。

学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)

「児童心理2019年2月号」 金子書房 定価916円(税込)

 「子供の心を育む教師と親のために」をスローガンにして、実に73年間にわたって発行してきた月刊誌である。ところが諸般の事情により今月号をもって休刊となることになりました。誠に残念かつ寂しいことです。書棚のバックナンバーは大切に保存し、時々の課題に合わせて紐解き、参考にするつもりです。

最後の号の特集は、「スマホのルール」で、「スマホ時代の子供の成長―新たな人間疎外状況の下で」「ネットいじめの認知と対応」「スマホ漬けが招く子育ての危機」「小学校低学年・高学年の子に与えるルール」「情報モラル教育の実践」「情報社会の親力(おやりょく)とは―その可能性と限界」などを扱っています。

子供の指導に当たる教師にとっても、子供のしつけに悩んでいる保護者にとっても、大変参考になる内容がつまっています。(BOKE三宅) 

 ★備考★なお、話題提供のために本を紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。 [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」「気になる1冊」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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2019年02月28日

会館だより「かけはし」

    素晴らしい活躍をしている子供たち!

 最近、小学生や中学生、高校生が大活躍をしています。例を挙げてみましょう。最年少プロになった囲碁の仲邑菫さん、卓球で活躍している張本智和さんと美和さん、小説を書いている中島芭旺(「見てる、知っている、考えている」)さんと、鈴木るりか(「さよなら、田中さん」)さん、第59回ルーマニア数学オリンピックで金メダルの黒田直樹さんなど、たくさんいます。

 この活躍の陰には、本人の研究と努力だけでなく、家族や指導してくださる人の応援があって、才能が開花したということのようです。その子の優れていることを発見し、それが伸びていくように、助けたり、応援したりしていく周りの大人の存在が大切です。

でも、世界一とか、日本一とか、大げさに考えず、県の大会、町のコンクール、学校の大会で頑張ることでもいいのです。ですから、何かの募集があったら、子供が、無理のない範囲で参加するよう働きかけることをお勧めします。


    普通のことができればもっと素晴らしい!!

  ところで、約束をきちんと守れる。困っているお年寄りを助けることができる。友達と仲よく遊んだり、勉強したりできる。友達をいじめない。いじめられている人がいたら注意するか先生や大人に知らせて助けてあげる。5(「拶ができる」「ることができる」「まる時間に遅れない」「全に気を付ける」「始末をきちんとする」)が守れる。

 これらのような「普通(当たり前)」のことが、「きちんとできること」はとても素晴らしいことです。コンクールに入選できなくても、大人をびっくりさせるようなことができなくても、できたことを認め、ほめてあげてください。きっと、自分らしい人生を築くとともに、社会や世界のためになることもできる人に成長すると思います。(BOKE三宅)

<備考> [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。一度、覗いてみてください。


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2019年01月31日

会館だより「かけはし」

    交通事故は、防ぐことができる!!

 最近、3つの交通事故を目撃しました。どういうことに気を付けたら防げたでしょうか?

 ★<もう少しで「交通事故」その1> 自宅を出たすぐそばに狭い路地があります。私は、最近ボケが進んでいるので、必ず左右を確認してから路地に出るようにしています。小柄のおばあさんも慎重に路地へ出てきて、しかも端に寄って歩いていました。

 そこへ黒い乗用車がスピードを落とさずビュ〜〜ンと通り過ぎていきました。おばあさんはびっくりして倒れ、杖が折れてしまいました。「本当に、最近の運転は乱暴なんだから!」「本当にね、こっちが気を付けないとケガをしたら大変だ」ということになりました。

 ★<「交通事故」その2> おばあさんと話しながら大通りに出ようと、道路の右端を歩いていました。後ろから追い越していった電動自転車のおばさんと、右側から横断歩道を走ってきた高校生の自転車が出合い頭に衝突しました。

 一旦停止をしなかったおばさんは道路に自転車ごと放り出されました。大通りを自動車が来たら轢かれてしまいます。私がおばさんを歩道に移し、高校生が自分の物はさておきおばさんの自転車と荷物を元に戻し、おばあさんが、傘を大きく振って走ってくる自動車によけるよう合図をしました。幸い誰もけががなくほっとしました。

 自分は悪くないと主張することなく、「これから気を付けます」と爽やかに謝って駅に向かう高校生に感心しました。

<「交通事故」その3>狭い通りを子どもが数人話しながら歩いていました。自転車のおじさんがスマホをやりながらやってきて子供の一人にぶつかりました。さて、どうなるかなと見ていたら、子どもたちはおじさんに「道に広がっていてスミマセン」と、おじさんも、「いやスマホをやりながらの私の方が悪い。ごめんな!」と謝りました。(BOKE三宅)

<備考> [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。一度、覗いてみてください。

posted by 豊島修練会 at 13:38| 会館だより「かけはし」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする