2018年11月01日

会館だより「かけはし」

かけはし題字30年11月号.pdf 

     きみはきみ、われはわれなり・・・ 

武者小路實篤(むしゃのこうじさねあつ)の名言に「君は君、我は我也、されど仲よき」があります。「君は君でいいのだよ。私は私でいいのさ。お互いに尊重し合っていれば、仲良くできるよ」「君は君らしく生きていけばいいのさ。私も私らしく生きるよ。お互いがわかり合い尊重していれば、なかよくできるよ。」という意味のようです。

 また、松下幸之助は、「素直な心になったならば、いらざる対立や争いがおこりにくくなって、和やかな姿が保たれるようになる」と、人と意見が違っても、互いに、素直にそれを理解し受け止め、話し合ったら、無用な対立や争い(けんかや戦争など)がなくなるという意味だそうです。

 我が子が友達とけんかをしたとき、武者小路実篤と松下幸之助の言葉は、結構つかえますよ。「あなたはどう思っているの?」、けんかした「友達はどう考えているのかな?」、「二人の考えは違っているけど、違っていてもいいんじゃないの?」、「もし、まずいところがあるとすれば、どこなの?」、「もう少し話し合ってごらんなさい!」と。

 さらに、金子みすゞは「私と小鳥と鈴と」で、「わたしが両手を広げても お空はちょっとも飛べないが、飛べる小鳥はわたしのように 地べたをはやくは走れない、わたしがからだをゆすっても きれいな音は出ないけど あの鳴る鈴はわたしのように たくさんな歌は知らないよ、鈴と小鳥とそれから私 みんな違ってみんないい」と、詩で「他と異なることは個性で素晴らしいことだ」と表現しています。

 そして、まどみちおは、「ちがっても仲良くしようではなく、ちがうから仲良くしよう」と、考え方や趣味などが異なっているからこそ仲良くしてお互いに楽しむようにしようと言っています。もちろん、考え方や趣味などの同じ人が仲良くするのもいいことですし楽しいものです。一番やめてほしいのは、考え方や趣味などが違うからと言って、仲間外れにしたり、攻撃したりすることで、これは「いじめ」です。(BOKE三宅) 

<備考> [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。一度、覗いてみてください。

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しゅうれん会「気になる一冊」

子どものほん子ども、小学生&中学生)

まんが「ちびまる子ちゃんの読書感想文教室」 集英社 本体880円

 夏休みには、なぜか「読書感想文」が宿題に出ることが多いです。本は読んだけれど、何を書いたらいいか迷ってしまいます。

 このまんがは、読書の感想文をどのように書いたらよいか、おなじみのちびまる子ちゃんが「おもしろおかしく」説明しています。

 結論を言えば、読んだ本について、自分の「読んで思ったこと」「読んで感じたこと」「読んで考えたこと」「読んで感動したこと」など書いてあれば、何を書いてもいいということになるようです。

 大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

漫画「ちびまる子ちゃんの分数・小数」 集英社 本体880円

 整数のことなら大体わかります。でも、小数や分数のことになると自信がありません。子供から「どうして?」と理由を聞かれると、「それは……」と、うまく説明できません。

 子どもの教科書をそっと読んだり、この漫画を読んだりして復習しています。そうしたら、結構わかってきました。子供と一緒に勉強し直したいと思います。

 子供には、学校で「授業をしっかり頑張りなさい」、「先生の説明をよく聞きなさい」、「ノートをしっかり書きなさい」、「友達の意見や考え方をよく聞きなさい」、「分からないことがあったら、その時、先生に質問しなさい」と、励ましています。

 学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)

A独立行政法人教職員支援機構編著「主体的・対話的で深い学びを拓く〜アクティブ・ラーニングの視点から授業を改善し授業力を高める〜」 学事出版 本体1800円

B田村学著「深い学び」 東洋館出版社 本体 1980円

どこへ行っても「主体的・対話的で深い学び」が話題になっています。大学の先生はもっともらしく説明していますが、果たして教室の中で、子供たちに通じるかいささか疑問に思うことも多いです。

 Aは、開催したセミナーの講師の先生の講義と、協力員の開発した授業の実践を紹介してあります。このまま受け入れ、このまま実践するのではなく、じっくり読みこんで納得した部分だけ取り入れると役立つと思います。

 Bは、前文科省の教科調査官で、現在國學院大學の田村学教授が、難しいとされている「深い学び」について、どのようにしたら実現できるかについて、具体的に解説したものです。具体的な授業展開に即して解説してあり、たくさんのヒントが得られます。(BOKE三宅)

★備考★なお、話題提供のために本を紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。 [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」「気になる1冊」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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2018年10月10日

しゅうれん会からのメッセージ

子どもたちへ(小さなお子さんには読んであげてください)

 いつも、午前8時ちょっと前に、〇〇三丁目のバス停から足が不自由なおばあさんが乗ってきます。けっこうバスがこんでいる時間です。だから、優先席もあいていません。

 すると、せっかくすわれたのに、小学校6年生くらいの子が、「おばあちゃんどうぞ!」と席を譲ります。「ぼうや、ありがとう」とお礼を言って、おばあちゃんはすわります。このようなことが毎日のように続きます。

ある日、「君、いつもお年寄りに席を譲ってあげて偉いね」と声を掛けたら、はずかしそうに「えらくなんかないですよ。当たり前のことだよ。僕の学校の生徒は、だれでもこうしているよ」ということでした。

 すてきな子供です。こういう子がもっともっと増えてほしいです。


大人の皆様へ(パパ&ママ、ジジ&ババ)

 「オレオレ詐欺&母さん助けて詐欺(なりすました子供や孫からのSOS、それは大変だ)」「架空請求(買った覚えがない)」「裁判に訴えたぞ詐欺(はがきで連絡してくる)」などが横行しています。

 日本を代表するTV局では、高齢者が早起きであることに対応して、朝の早い番組で「詐欺の手口」を紹介し、だまされないようにと、毎日のように放映しています。後期高齢者には、その時はわかっても、そんな細かいことは覚えていられません。

 そこで、家族に高齢者のいる人、身近に気軽に話の出来る高齢者のいる人にお願いがあります。それは、「子供や孫、そのほか誰かから、お金やキャッシュカードの電話がかかってきたら、まず、必ず、家族や警察に知らせること」を徹底してください。

高齢者には、もっと、簡単に、単純に、明解に話してあげてください。あと何年かで90歳になる高齢者からの提案です。

学校の先生がたへ

 いろいろなことが目覚ましく進歩している時代であります。それなのに、いまだに、何年生になっても「百マス計算」※1をさせたり、授業の頭でフラッシュカードを使って「漢字や計算」※2の練習をさせたりしている教室があります。本当に、これで、子どものためになっているかどうか、冷静に確認してみる必要がありそうです。どう思いますか!?

※1:一定の時期には必要ですが、学年と指導内容によって、「内容や方法」についてドリルの仕方を工夫する必要があると思います。

 ※2:授業の45分(50分)間を、本時の目標の達成を目指した学習活動に使い切るべきだと思います。頭に、余計なことを入れて、肝心の学習活動が尻切れトンボになったり、駆け足になったりしては本末転倒です。(BOKE−K)

★備考★[成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」や「至楽荘」の利用の仕方、「成美教育文化会館」の会場貸出など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。


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