「蝗害」読み方と意味、分かりますか?
「こうがい」と読み、意味は「蝗に穀物を食べられ害を受けること」です。「蝗(ばった)」はイナゴのことです。
現在、西スーダンなどアフリカでは、1㎢当たり6000万匹ほどのサバクトビバッタが穀物を食い荒らして、食糧危機が起きています。そして、どのようにしたら退治できるか必死で研究しています。
バッタの害は、中国では「三国志」(184〜280年頃)の時代に大被害を受けたそうです。16世紀の「聖書」の中にもドイツにバッタの群れが現れて大きな害を及ぼしたことが書いてあります。日本でも、1884年に北海道で大発生して被害を受けたという記録があります。これらは、どのように解決したのでしょうか。アフリカのバッタ退治に役立つヒントが見つからないものでしょうか。
私は、子供の頃、バッタを捕まえて、手作りの虫かごに入れ、雑草の芽をエサにして飼ったことがあります。一日でも早く解決し、アフリカの子供が、バッタを飼って楽しめるような安心な生活を取り戻して欲しいものです。
ちょっと理屈っぽい話になってしまいました。ところで、「こうがい」と読む言葉には、次のようなものがあります。どのような意味があるのか、ご存じですか? もし、時間的なゆとりがありましたら、辞書、電子辞書、パソコンでの検索、スマホに聞いてみるなどで調べてみてください。漢字の面白さ、深さをチョッピリ体験できます。
鉱害 郊外 校外 慷慨 公害 口外 口蓋 構外 笄 港外 梗概 黄蓋 光害 坑外 行外 香害 荒外 後害 |
カタカナ語の氾濫している日本ですが、時には漢字(これも中国伝来のものですが)に興味をもつのもいいです。 (KH)
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