2016年12月01日

会館だより「かけはし」


    小学校でプログラミング教育
  
  今月は、少し理屈っぽくなりますが、お許しいただき、最後までお付き合いを願います。今月の中ごろ、「中央教育審議会の答申」が出て、2020年から2030年までの小・中・高校で、どのような教育をするかが公表されます。
  今回は、小・中学校では大きな変更はなさそうです。(各新聞・テレビで報道されると思いますので、詳しくはそちらを見聞きしてください)
 大きくは、1958年(昭和33年)以来の小・中学校の「道徳の時間」が特別な教科「道徳科」になります。内容はそう大きくは変わりませんが、いじめなどについてもっと心に響く指導をすることになり、「考える道徳の学習」「身近な問題をみんなで話し合って解決する問題解決的な学習」「実際の体験を通しての学習」が、行われるようになるそうです。ただし、道徳の評価は、人格にかかわることになるので、54321やABCなど数値的な評価はせず、良い点や進歩した事などを文章で記述することになります。
 また、小学校の5・6年生で行われていた「外国語活動(主として英語活動)」(週1時間)が、3・4年生で行われるようになります。その代り、5・6年生は、話す・聞く学習を中心とした「英語科」(週2時間)の授業が新しく始まります。日本語を十分身に付けるとともに、英語で話すことができるようにして、グローバル化(国際化)に応じた人間を育てることになります。
 さらに、小学校では、プログラミング教育が必修となります。プログラミング教育は「プログラミング的思考」、つまり、「自分の思い通りに動いてもらうためには、どのような動きの組み合わせが必要か、1つ1つの動きにどう合わせたらいいか、記号の組み合わせをどのようにしていけば、期待していたような動きをするか、ということを論理的に考えていく力」を育てることをねらっています。小学校では、身近な生活でコンピュータが使われていて、様々な問題を解決するためにプログラミングの手順があることを、体験的に気づかせることが目的になっています。そして中学校の技術・家庭や高校の情報科の学習に発展していきます。人工知能(AI)を搭載したロボットに負けないで、使いこなしていける人間を育てることが必要なのです。
★[成美教育文化会館](せいびきょういくぶんかかいかん)で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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2016年10月30日

会館だより「かけはし」

     年寄のイチャモン「3題」
  
<その1「あれ?おかしいぞ!」>朝の連続ドラマを見ての感想です。今から数十年前の闇市の場面でした。売り物の荷物を抱えて売り場に向かっているとき、騒動に巻き込まれ、若夫婦が水たまりに荷物ごと倒れ込んでしまいました。
 若妻「あれ〜、こんなに汚れちゃった!」、夫「びしょ濡れだ!」と。私は、高校生の頃、闇市らしきものを利用した経験があるので、この時代だったら「大変だ!売りものは大丈夫か?」と、水たまりに落ちた品物を心配した筈だ。時代考証がなっていない。
<その2「普通の日本語を遣わなくていいの?」>スマホのメールを読んでも、さっぱり意味が分からない、大人には。個人情報に気を付けているわけでも、機密度の高い内容を暗号化したものでもない。若者独特の省略語または造語であるらしい。そう言えば、朝のスポーツニュースを「あさスポ」、今これが話題になっていることを「今これ」ともっともらしい表現をしているTV局もある。これはこれで、いいのかもしれないが、言語学者の次のような意見(警告)に耳を傾けたい。
「ものの考え方、感じ方は言葉(語彙)によって左右される。このままいったら乳幼児が、正しい日本語を習得できるだろうか?」「朝のスポーツニュースを知っているから「あさスポ」で分かるが、いきなり「あさスポ」を耳にした乳幼児は???とならないだろか?と。
<その3「譲らぬ若者と断る老人」>西武新宿駅から本川越行きの電車を利用することが度々ある。私は、高齢者なので優先席を利用する。ところが元気いっぱいの若者が優先席を利用し、その前に老人が立っていることが少なくない。若者は、無頓着にスマホに熱中していてちらっと見るものの席を譲ることはない。たまに席を譲る若者もいるが、今度は老人が、ぶすっとした顔で「大丈夫です!」と、断ることもある。どちらも、もっと素直になれないものか。
「おじいちゃんどうぞ」という子ども、にこにこして「ありがとう」と坐ると、幸せいっぱいになる。                        (三宅 鈍)
★[成美教育文化会館](せいびきょういくぶんかかいかん)で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。


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2016年10月27日

おすすめの「ほん・本・ブック」

子どものほん(子ども、小学生&中学生)

田島信元監修「はじめてのえいごえほん―にほんのおはなしA」くもん出版本体1200

 CD付きで、「うらしまたろう」「おたんじょうびおめでとう」「つるのおんがえし」「セブン スッテップス」「はなさかじいさん」「カッコー」が、英文(カタカナのフリガナ付き)と日本文(ひらがな)で読めるようになっていて、きれいな絵を見ながら楽しめる。

URASIMA TAROUも、The Grateful Craneも、HANASAKA JIISANも、よく知っている昔ばなしなので、CDを繰り返し聞いていると、だんだん聞き取れ分かるようになってくる。

CDを聞きなれたら、今度は声に出して読んでみてほしい。カタカナのフリガナではなく、耳から聞いた音のように発音すると上手になるよ。

家族で聞いて、話し合うと、みんなで楽しめます。


 大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

著者は、50年ほど前に「ねないこはだれだ」と言う絵本を出した。夜なかなか寝ない子に「おばけのじかんになっちゃうよ」「おばけになってとんでいけ」と言ったら、娘は「いいよ、とんでいくよ」と言ったそうだ。そして、実は、「ねないこはわたし」と言うことで、この絵本になったのだそうだ。と言うようなことで、「にんじん(人参嫌いの子供に好きにさせる)」「もじゃもじゃ(紙をちぎってどう絵にするか)」「いやだいやだ(無スマの嫌だいやだを絵本にした…)」と言う絵本の誕生秘話を、またまた絵本(自叙伝風の大人向けの絵本)にしてしまったのである。ためになると思って書いたわけじゃない。躾の本でもない。と、作者自身が冒頭で述べていることを付記しておく。


学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)

 池上彰著「情報を生かす」 PHPビジネス文庫 本体850

 私たちの周りには情報が氾濫している。たいていのことなら、パソコンやスマホで簡単に検索し手に入れることができる。しかし、その情報を活用するとなると、今一つと言う人が多いのではないでしょうか。

 それは、辞書的に調べるだけで、何かの課題(問題)を解決するために、新しいことを創造的にまとめるために、情報を整理し、活用することがうまくいっていないからである。著者は、本書で、池上彰流の「情報活用能力をいかに高めるか」「私の情報収集術」「私の取材・インタビュー術」「私の情報整理術」「私の読書術」「私のニュースの読み解き方」「私の情報発信術」など、知的生産術を余すことなく公開している。自分流にアレンジして、「情報」を質の高い教育を子どもに保証するために活用していただきたい。

★備考★なお、話題提供のために本を紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。 [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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posted by 豊島修練会 at 10:49| 会館だより「かけはし」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする