2018年11月17日

子ども・大人・教師のためのQ&A


子どもとのQ&A(疑問や質問のある子は素晴らしいです!)

Q「トリセツ」って、どんな意味ですか? (小3男)

A私もわからなかったので、6年生の子に聞いてみました。そうしたら「取扱説明書(とりあつかいせつめいしょ)」を短くして、「トリセツ(とりせつ)」というと、教えてくれました。テレビで「アサスポ」とか、学校で「シャーペン」と短く言いますが、「アサのスポーツニュース」や「シャープペンシル」のことです。短くしないで、なるべく普通に言うほうがいいと思います。(「シャープペンシル」は、シャープという会社が作ったのでこういいますが、英語では「メディカルペンシル」と言わなければ通じません。)

簡単にした「食パン」「バス」「スマホ」の方が、「主食用パン」「オムニバス」「スマートフォン」より短くしても分かりやすい例もあります。

大人とのQ&A(パパ&ママ、ジジ&ババもいつまでも好奇心を!)

Q子供が学校で「AさんとBさんの考えは一緒だ」と発言したら、「そういう時は同じというのよ」と、注意されました。どこがおかしいのですか?(小4の母)

A「一緒」という言葉は、「友達と一緒に帰る」「Cさんと一緒に遊ぶ」「Dさんと一緒に勉強する」などのように、行動を共にする場合に使います。これに対して、「Aさん

とBさんの考えは同じ」「3+2の答えと、2+3の答えは同じ(等しい)」「リンゴ5個の代金と、豚肉

200gの代金が同じでした」という時に、「一緒」という言い方はしません。

「一緒、同じ、等しい」や「数字、数、数値」のような言葉の使い方に気を付けましょう。

学校の先生がたのQ&A(先生にもわからないことがある!)

Q最近、パフォーマンス評価が話題になります。どのような評価ですか?(学年主任)

Aパフォーマンス評価(performance  assessment)とは、考える場面で、ペーパーテストではな

く、パフォーマンス(子供の振舞い(学習活動)や作品)を手掛かりに、知識・技能を総合的に活用す

る力「思考力・判断力・表現力等」を質的に評価する方法です。

 パフォーマンス評価では、社会科「市役所に、どのようにしたらごみを減量でき

るか提案しよう」、算数科「三角形ABCの面積を求めましょう。また、それでなぜ

三角形ABCの面積が求められるか理由も書きましょう」、家庭科「小学生の栄養のバ

ランスの取れた1日の献立を考えましょう」などの課題を与え、その解決の過程や

成果(結果や作品など)を、評価規準(ルーブリック=rubric=評価指標)に基づ

いて評価します。紙面の都合で、ルーブリックについては機会を見て説明します。

                                (三宅H)                        

★備考★[成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます
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2018年11月01日

会館だより「かけはし」

かけはし題字30年11月号.pdf 

     きみはきみ、われはわれなり・・・ 

武者小路實篤(むしゃのこうじさねあつ)の名言に「君は君、我は我也、されど仲よき」があります。「君は君でいいのだよ。私は私でいいのさ。お互いに尊重し合っていれば、仲良くできるよ」「君は君らしく生きていけばいいのさ。私も私らしく生きるよ。お互いがわかり合い尊重していれば、なかよくできるよ。」という意味のようです。

 また、松下幸之助は、「素直な心になったならば、いらざる対立や争いがおこりにくくなって、和やかな姿が保たれるようになる」と、人と意見が違っても、互いに、素直にそれを理解し受け止め、話し合ったら、無用な対立や争い(けんかや戦争など)がなくなるという意味だそうです。

 我が子が友達とけんかをしたとき、武者小路実篤と松下幸之助の言葉は、結構つかえますよ。「あなたはどう思っているの?」、けんかした「友達はどう考えているのかな?」、「二人の考えは違っているけど、違っていてもいいんじゃないの?」、「もし、まずいところがあるとすれば、どこなの?」、「もう少し話し合ってごらんなさい!」と。

 さらに、金子みすゞは「私と小鳥と鈴と」で、「わたしが両手を広げても お空はちょっとも飛べないが、飛べる小鳥はわたしのように 地べたをはやくは走れない、わたしがからだをゆすっても きれいな音は出ないけど あの鳴る鈴はわたしのように たくさんな歌は知らないよ、鈴と小鳥とそれから私 みんな違ってみんないい」と、詩で「他と異なることは個性で素晴らしいことだ」と表現しています。

 そして、まどみちおは、「ちがっても仲良くしようではなく、ちがうから仲良くしよう」と、考え方や趣味などが異なっているからこそ仲良くしてお互いに楽しむようにしようと言っています。もちろん、考え方や趣味などの同じ人が仲良くするのもいいことですし楽しいものです。一番やめてほしいのは、考え方や趣味などが違うからと言って、仲間外れにしたり、攻撃したりすることで、これは「いじめ」です。(BOKE三宅) 

<備考> [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。一度、覗いてみてください。

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しゅうれん会「気になる一冊」

子どものほん子ども、小学生&中学生)

まんが「ちびまる子ちゃんの読書感想文教室」 集英社 本体880円

 夏休みには、なぜか「読書感想文」が宿題に出ることが多いです。本は読んだけれど、何を書いたらいいか迷ってしまいます。

 このまんがは、読書の感想文をどのように書いたらよいか、おなじみのちびまる子ちゃんが「おもしろおかしく」説明しています。

 結論を言えば、読んだ本について、自分の「読んで思ったこと」「読んで感じたこと」「読んで考えたこと」「読んで感動したこと」など書いてあれば、何を書いてもいいということになるようです。

 大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

漫画「ちびまる子ちゃんの分数・小数」 集英社 本体880円

 整数のことなら大体わかります。でも、小数や分数のことになると自信がありません。子供から「どうして?」と理由を聞かれると、「それは……」と、うまく説明できません。

 子どもの教科書をそっと読んだり、この漫画を読んだりして復習しています。そうしたら、結構わかってきました。子供と一緒に勉強し直したいと思います。

 子供には、学校で「授業をしっかり頑張りなさい」、「先生の説明をよく聞きなさい」、「ノートをしっかり書きなさい」、「友達の意見や考え方をよく聞きなさい」、「分からないことがあったら、その時、先生に質問しなさい」と、励ましています。

 学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)

A独立行政法人教職員支援機構編著「主体的・対話的で深い学びを拓く〜アクティブ・ラーニングの視点から授業を改善し授業力を高める〜」 学事出版 本体1800円

B田村学著「深い学び」 東洋館出版社 本体 1980円

どこへ行っても「主体的・対話的で深い学び」が話題になっています。大学の先生はもっともらしく説明していますが、果たして教室の中で、子供たちに通じるかいささか疑問に思うことも多いです。

 Aは、開催したセミナーの講師の先生の講義と、協力員の開発した授業の実践を紹介してあります。このまま受け入れ、このまま実践するのではなく、じっくり読みこんで納得した部分だけ取り入れると役立つと思います。

 Bは、前文科省の教科調査官で、現在國學院大學の田村学教授が、難しいとされている「深い学び」について、どのようにしたら実現できるかについて、具体的に解説したものです。具体的な授業展開に即して解説してあり、たくさんのヒントが得られます。(BOKE三宅)

★備考★なお、話題提供のために本を紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。 [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」「気になる1冊」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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