2016年12月24日

おすすめの「ほん・本・ブック」


 子どものほん(子ども、小学生&中学生)

 ダニエラ・デ・ルカ絵 岡田好恵訳「アトラス世界地図絵本」学習研究社 定価1728


 この世界地図は、子供にも大人にも楽しめるおもしろい内容でいっぱいです。

 南アフリカを眺めてみましょう。南アフリカの国々の位置と形が分かりやすく書いてあります。その隣に大きな絵地図で、どのような山やジャングルがあるか、どのような動物が住んでいるか、どんな植物が生えているか一目でわかります。野生動物の保護、人類の祖先、マダガスカル、鉱物の宝庫などの説明も簡単に分かりやすく書いてあります。

 おまけに、「地図を見てごらん。どこにあるか?さがしてみよう!」というクイズがあって、楽しく学習できるようになっています。知らないことが、「へ〜そうか!」「すご〜い!!」とたくさん載っています。


 大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

選:高橋源一郎・内田樹「嘘みたいな本当の話」 文春文庫 本体680


 世の中には「本当かな?」「嘘みたい!」と言う話がたくさんあります。そこから、楽しさをもらったり、ほっこりする優しさを感じたり、人間としての在り方・生き方を教えて貰ったりすることが少なくありません。本書は、二人の選者が、町の中でごく普通の人が体験した「嘘みたいな本当の話」を、長くて2頁、短いものは数行で、「戻ってくるはずがないのに出てきたものの話」「あとからぞっとした話」「予知した話」「今年いちばん嘘みたいだった話」など149編を集めたものです。

気楽に読めて、しかも楽しめ、味わい深いものもあって…、どこかで目にしたらよんでみてください。


学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)

 中央教育審議会「答申」 ホームページで検索すると無料でダウンロードできる。


 今回の中央教育審議会の審議は、明治5年(1872年)の日本最初の近代教育制度「学制発布」以来140年、2030年の社会及びそれ以降の豊かな未来を子どもたちがより良い人生とよりよい社会を築いていくことができることを願って、次期学習指導要領(20102030年)に向けて行われて来たものです。

答申を熟読すれば、学習指導要領がどのように改定されるのかを見取ることができます。なお、社会に開かれた教育課程、カリキュラム・マネジメント、「主体的・対話的で深い学び(ALの視点)」、子供に身に付けさせたい資質・能力の3つの柱、各教科等で育む資質・能力&各教科等横断的に育む資質・能力、現代的課題(ESD、キャリア教育、インクルーシブ教育、UD、主権者教育、いじめ・問題行動、学習評価の充実)に対応して求められる資質・能力と教育課程などのキーワードに注目する必要があります。

★備考★なお、話題提供のために本を紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。 [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

posted by 豊島修練会 at 11:06| 会館だより「かけはし」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月01日

会館だより「かけはし」


    小学校でプログラミング教育
  
  今月は、少し理屈っぽくなりますが、お許しいただき、最後までお付き合いを願います。今月の中ごろ、「中央教育審議会の答申」が出て、2020年から2030年までの小・中・高校で、どのような教育をするかが公表されます。
  今回は、小・中学校では大きな変更はなさそうです。(各新聞・テレビで報道されると思いますので、詳しくはそちらを見聞きしてください)
 大きくは、1958年(昭和33年)以来の小・中学校の「道徳の時間」が特別な教科「道徳科」になります。内容はそう大きくは変わりませんが、いじめなどについてもっと心に響く指導をすることになり、「考える道徳の学習」「身近な問題をみんなで話し合って解決する問題解決的な学習」「実際の体験を通しての学習」が、行われるようになるそうです。ただし、道徳の評価は、人格にかかわることになるので、54321やABCなど数値的な評価はせず、良い点や進歩した事などを文章で記述することになります。
 また、小学校の5・6年生で行われていた「外国語活動(主として英語活動)」(週1時間)が、3・4年生で行われるようになります。その代り、5・6年生は、話す・聞く学習を中心とした「英語科」(週2時間)の授業が新しく始まります。日本語を十分身に付けるとともに、英語で話すことができるようにして、グローバル化(国際化)に応じた人間を育てることになります。
 さらに、小学校では、プログラミング教育が必修となります。プログラミング教育は「プログラミング的思考」、つまり、「自分の思い通りに動いてもらうためには、どのような動きの組み合わせが必要か、1つ1つの動きにどう合わせたらいいか、記号の組み合わせをどのようにしていけば、期待していたような動きをするか、ということを論理的に考えていく力」を育てることをねらっています。小学校では、身近な生活でコンピュータが使われていて、様々な問題を解決するためにプログラミングの手順があることを、体験的に気づかせることが目的になっています。そして中学校の技術・家庭や高校の情報科の学習に発展していきます。人工知能(AI)を搭載したロボットに負けないで、使いこなしていける人間を育てることが必要なのです。
★[成美教育文化会館](せいびきょういくぶんかかいかん)で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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2016年10月30日

会館だより「かけはし」

     年寄のイチャモン「3題」
  
<その1「あれ?おかしいぞ!」>朝の連続ドラマを見ての感想です。今から数十年前の闇市の場面でした。売り物の荷物を抱えて売り場に向かっているとき、騒動に巻き込まれ、若夫婦が水たまりに荷物ごと倒れ込んでしまいました。
 若妻「あれ〜、こんなに汚れちゃった!」、夫「びしょ濡れだ!」と。私は、高校生の頃、闇市らしきものを利用した経験があるので、この時代だったら「大変だ!売りものは大丈夫か?」と、水たまりに落ちた品物を心配した筈だ。時代考証がなっていない。
<その2「普通の日本語を遣わなくていいの?」>スマホのメールを読んでも、さっぱり意味が分からない、大人には。個人情報に気を付けているわけでも、機密度の高い内容を暗号化したものでもない。若者独特の省略語または造語であるらしい。そう言えば、朝のスポーツニュースを「あさスポ」、今これが話題になっていることを「今これ」ともっともらしい表現をしているTV局もある。これはこれで、いいのかもしれないが、言語学者の次のような意見(警告)に耳を傾けたい。
「ものの考え方、感じ方は言葉(語彙)によって左右される。このままいったら乳幼児が、正しい日本語を習得できるだろうか?」「朝のスポーツニュースを知っているから「あさスポ」で分かるが、いきなり「あさスポ」を耳にした乳幼児は???とならないだろか?と。
<その3「譲らぬ若者と断る老人」>西武新宿駅から本川越行きの電車を利用することが度々ある。私は、高齢者なので優先席を利用する。ところが元気いっぱいの若者が優先席を利用し、その前に老人が立っていることが少なくない。若者は、無頓着にスマホに熱中していてちらっと見るものの席を譲ることはない。たまに席を譲る若者もいるが、今度は老人が、ぶすっとした顔で「大丈夫です!」と、断ることもある。どちらも、もっと素直になれないものか。
「おじいちゃんどうぞ」という子ども、にこにこして「ありがとう」と坐ると、幸せいっぱいになる。                        (三宅 鈍)
★[成美教育文化会館](せいびきょういくぶんかかいかん)で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。


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