2016年11月10日

しゅうれん会からのメッセージ

しゅうれん会からのメッセージ11月号.pdf


子どもたちへ(小さなお子さんには読んであげてください)

 2016年のノーベル賞は、大隅良典(おおすみよしのり)博士が生理医学賞を受賞しました。 何十年も続けてきたオートファジーの研究が認められたものです。大隅先生は、若い人に「何とかなるさと希望を持って挑戦してほしい」、子供には「興味を持ったことをどんどんやってほしい」と言っています。今興味を持っていること、やりたいことを一生けん命にやりましょう。でも、勉強も普通に頑張ってね。

オートファジーとは、自食作用と言い、細部の中のたんぱく質を分解する仕組み(生まれたアミノ酸を栄養素として再利用し、いらないものは捨てる)の1つです。これをいろいろな病気の治療に役立てる研究が進められています。ちょっと難しかったかな?


大人の皆様へ(パパ&ママ、ジジ&ババ)

 秋の深まった今頃になると、山で栗を拾ったことを懐かしく思い出す。

大きな栗の木の下で、落ちていた栗のイガを、両足で挟むようにして踏む。一方の足で押さえ、もう一方で踏みつけるようにすると、大きな茶色に光った栗がポロリと飛び出してくる。また、木の枝を見上げて、弾けそうないが栗を見つけ、長い竿で叩き落とすのも面白い。気を付けないと、頭にとげとげのイガが落ちてくることもあり、痛い目にあった。

栗をたくさん採って、家に持ち帰ると母が大げさに喜び、蒸して食べる、焼いて食べる、煮て食べるなどいろいろに料理してくれたことを思い出す。一番好きだったのは、栗を混ぜて炊く栗ごはんだった。今でも栗ご飯を食べると、栗の香りの中に子供の頃のことがほのかに浮かんできて、故郷の幼い世界に引き戻され至福の時間を過ごすことになる。


学校の先生がたへ

 最近、110のメソッドで有名な札幌市の堀裕嗣先生が、授業づくりで大切なこととして「最終目標」の大切さを提言している。この授業が終わった時に子供にどのようなことを身に付けさせたいのか「最終目標」を明確に設定して進めることが重要かつ必要だという主張で、全く同感である。

 学生時代に学芸大学の川口廷先生の「プログラム学習」の講義を受講した。それを思い出して、昭和40年代末に、「最終目標(現在の本時の目標)」と、それに到達するためのいくつかの「中間目標」を設定して、授業づくりをした。この「最終目標」に子供を到達させるためには、どのようなプロセスで、どのような「中間目標」をクリアーさせていけばよいのかと発想したのである。

 公開研究発表会で、このことを提案したが、パソコン活用の授業づくりに関心を持っていた一部の人以外からは全く話題にされなかった。でも、この発想は、今でも、私の、物事を企画立案する時の「ものの考え方」の根幹になっている。

★備考★[成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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2016年10月10日

しゅうれん会からのメッセージ

しゅうれん会からのメッセージ10月号.pdf

子どもたちへ(小さなお子さんには読んであげてください)

 勉強したことを覚えることは、とても大事です。でも、それが使えるようになることはもっともっと大事なことです。サッカーだって、ルールや仕方を知っているだけでなく、実際に試合ができたほうがずっと楽しいですよね。

だから、たとえば、言葉と漢字を使って、作文など文章が書けるようにしましょう。自分の意見や感じたことを文章に書けると楽しいですよ。公式や計算だって、これを使って問題が解けるようになったら、算数が得意になりますよ。勉強して分かったことは、生活や学習にどんどん使うようにしましょうね。


大人の皆様へ(パパ&ママ、ジジ&ババ)

 子どもは、びっくりするようなことを言うことがある。

全国の高校生が日本一を争うクイズ番組を見ていた小4の子どもが、「答えは、簡単だよ。113番目の物質の基になる元素ニホニューム(Nh Nihonium)だよ」と。正解が発表になり、本当にそうでした。「すごいね、こんな難しいことが、小学生なのに分かるなんて!」と褒めたら、「ずっと前、ニュースでやっていたでしょ!」と鼻をぴくぴくさせていた。

それ以来、前よりもいろいろなことに関心を持ち、あれこれ教えてくれるようになった。子どもは、褒めるのが一番だと改めてわかった次第である。


学校の先生がたへ

 自発的(自分から取り組む)・主体的(自分でする)に学ぶ子供を育てるためには、「基本的な指導技術の習得」が必要かつ重要です。ですから、子どもの学力「知識・技能の理解と確実な習得、知識・技能を使って問題を解くために必要な思考力・判断力・表現力等の育成、主体的に学習に向かう態度(学習意欲)の高揚」など「質の高い教育」を一層確かなものにするために、先生方には一歩先を見すえた研修が大事だそうです。もっともなことです。

特に、AL(アクティブラーニング:主体的・対話的で深い学び)UD(ユニバーサルデザイン:誰にも優しい設備や環境、特に「どの子も学びに参加できる」授業づくり)CM(カリキュラムマネジメント:教育課程や指導計画のPDCA)、プログラミング教育(プログラミング的思考、コンピュテーショナル・シンキング:Computational Thinking人間またはコンピュータが問題の解決策を効果的に実行する思考プロセスなど)、ESDEducation for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)、これからの子どもに必要な資質・能力の3つの柱(@知識・技能、A思考力・判断力・表現力等、B学びに向かう力・人間性など)、各教科において育成する「見方や考え方」、小学校英語科の目標・内容・指導法、道徳科の授業と評価などについて、チーム学校として全教員が参加する研修が求められます。次期学習指導要領の中身もはっきりしてきました。先取り研修をお勧めします。


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2016年09月08日

しゅうれん会からのメッセージ


子どもたちへ(小さなお子さんには読んであげてください)

 西武池袋行き電車に、姉・兄・弟(小631くらい)とおばあちゃんとお母さんが乗ってきました。優先席に、弟が座りました。兄がおばあちゃんに座りたいとすねていました。次の駅で、私の隣の席が空きました。兄は、にっこりして座りました。

その次の駅で、私が降りようと立ち上がりました。おばあちゃんが姉に座るように言いました。姉は、「いいかげんにしなよ。ここは優先席だから、おばあちゃんが座るべきよ!」と言いました。そしておばあちゃんが座りました。兄が、お母さんに席を譲ると言いました。お母さんは「私は元気だからいいよ、お年寄りが乗ってきたらゆずってあげなさい」と言いました。私は、降りたのでその後どうなったかわかりませんが、いい家族ですね。


 大人の皆様へ(パパ&ママ、ジジ&ババ)

ある会合に出ていたら、ある著名な先生が「やらないことを叱らずに、きちんとできたことの方を褒めなさい。子どもは自信が出て、他のこともやるようになる」と、勧められました。頭では「わかっている!」のに、実際は、つい「まだ○○をやってない!」と叱ってしまいます。そこが難しいのです。大人だって、感情のある生身(なまみ)の人間ですから。

そこで、ある時、イライラを我慢して、孫に実験をしてみました。毎日お風呂を洗うことになっています。いつも何回も言われないとやりません。いつものように「おふろをお願いね」「わかっているよ!」、「わかっているのかさすがだね!」と言ったら、少したって風呂を洗いに行きました。「ありがとう、今日も、きれいな風呂に入れるよ」と褒めました。1週間続けたら、言われなくても、ほぼできるようになりました。


 学校の先生がたへ

 中教審の審議のまとめ(素案)が8月1日に公表された。小・中学校では、どのようなことがポイントになるか話題になりました。そこでは、新聞や雑誌で話題になっている「社会に開かれた教育課程」「カリキュラム・マネジメント」「育成すべき資質・能力(@生きて働く知識・技能の習得、A道の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力等の育成、B学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力・人間性などの涵養)」「アクティブ・ラーニング」「言語能力」「情報活用能力」「小学校英語科」「小学校プログラミング教育」「現代的課題・ESD、ICT活用、キャリア教育など」「特別支援教育、ウニバーサルデザイン、外国籍の子供の教育」及び「道徳科」「学習評価」などが挙げられました。今から、職員室の話題にしたり、校内研修のテーマにして、本質的な学びをしたいものです。

詳しくは、平成2881日文部科学省ホームページで、「次期学習指導要領に向けたこれまでの審議のまとめ(素案)」をご覧ください。


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