2021年02月10日

しゅうれん会からのメッセージ

  今月は、スマホの話題にしぼります。

子どもたちへ(小さなお子さんには読んであげてください)

 あなたはスマホを使っていますか。スマホはとても便利で楽しいものです。でも、間違った使い方をすると、困ったことが起こります。家族や先生と相談して、「スマホの使い方のルール(きまり、やくそく)」と「スマホを使う時のマナー(れいぎ、ぎょうぎ、たいど)」のをきめて、守るようにしましょう。LINEやSNSで、自分のことを知らせたり、誘われてだまされたり、誘拐されたりしないように気を付けましょう。

大人の皆様へ(パパ&ママ、ジジ&ババ)

 最近、スマホの使い方が不適切で、子供も大人も被害にあうことが多く発生しています。特に、子供の場合、「裸の写真を送信して拡散される」「お金をだまし取られる」「不用意に会って性被害に遭う」「誘いに応じ誘拐、連れ回し、監禁される」などが目立っています。

 スマホを与える時は、家族で「スマホのルール(きまり、約束)とマナー(行儀、態度)」について十分に話し合ってください。友達に対して悪口やいじめなど嫌なことをしないだけでなく、自分が騙されないようにすることの両面が大切です。

そして、時々、使い方について家族で情報交換をして、子供を「悪」から守りましょう。

学校の先生がたへ 

 スマホは禁止するのではなく、子供に持たせ、その正しい使い方をきちんと指導する時代になりました。保護者と協力して、「スマホのルール」と「スマホのマナー」を、学級活動や生活指導、道徳科の授業で学年の発達段階に応じて指導することが大切だと思います。その際、次のような視点などから指導することが考えられます。

〇家庭と協力して、スマホの機能と活用の仕方、スマホの「ルール&マナー」を指導する。

〇いじめ(仲間外し、誹謗中傷、噂、個人情報拡散など)や迷惑行為をしない。

〇被害(金銭的・物的被害、性被害、誘拐、監禁、連れ回し、個人情報拡散など)に合わないように気を付ける。困ったときは、すぐに家族や先生に知らせ、相談するよう指導する。

〇時々、報道記事などを紹介して、適切な使い方を振り返えらせる。

〇学校便りなどで、適宜、状況を家庭や地域に知らせ、注意を喚起する。(BOKE三宅)

★備考★[成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」や「至楽荘」の利用の仕方、「成美教育文化会館」の会場貸出など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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2020年10月08日

しゅうれん会からのメッセージ

子どもたちへ(小さなお子さんには読んであげてください)

小学校3年生のNさんが、読売新聞に「1つ1つを大せつに」という詩を、発表していました。Nさんが大切にするものとして、次のものを詩に書いていました。

  友だち     文ぼうぐ      紙       電気      生き物     地きゅう

 Nさんは素晴らしいですね。友達を大事にする、生き物を大事にする、物を大事にして資源を守る、電気を節約して環境を守る、そして人間だけでなく、全ての生き物が生きていくために大切な地球を大事にするというのです。私たちも、何を大切にしたらいいのか考え、実行してみましょう。

大人の皆様へ(パパ&ママ、ジジ&ババ)

 松本清張、森村誠一、西村京太郎、辻村深月、池井戸潤、山村美紗、宮部みゆき、湊かなえなど日本の推理小説、特に刑事ものを読むのが大好きだ(外国語が苦手なもので、日本のものに偏っている)。そんなことで、TVのドラマも同じような傾向にはまっている。

 でも、最近、少々不満がある。それは、扱うテーマが「殺人事件の犯人捜し」に限られていることだ。財宝を奪った犯人を突き止めたとか、巧妙な悪さの筋書きを暴いたとか、題材をたまには殺人以外の者にしてほしい。もう一つは、犯人が、善良な市民、どこにもいる普通の人が、困っているからということで、残忍な殺人事件を起こしてしまうという筋書きが多いということである。勧善懲悪という内容で、謎解きに知恵を絞って欲しいものだ。

学校の先生がたへ 

 道徳科の時間と、基本的な生活習慣を守ることの関係を考えたことがありますか。

基本的な生活習慣は、日常生活をしていくうえで必要な身の回りを整えること、規則正しい生活をすること、健康や安全のための行動を身に付けることなどが中心になります。

 ところが、道徳科では、自分らしく生きるための道徳性(道徳的諸価値判断についての理解、道徳的な判断力、道徳的心情、道徳的実践意欲と態度)を養うことが中心になります。

 ですから、基本的な生活習慣は、自分の責任になることが多く、できない(しない)としたら困るのは主として自分です。ところが、道徳性は、自分だけではなくて相手や友達などに迷惑をかけたり、嫌な思いをさせたりすることになります。

このあたりのことを理解した上で、道徳科の授業と、基本的な生活習慣の指導を考え、実施することが大切です。                                                      (BOKE三宅)

★備考★[成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」や「至楽荘」の利用の仕方、「成美教育文化会館」の会場貸出など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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2020年09月09日

しゅうれん会からのメッセージ

子どもたちへ(小さなお子さんには読んであげてください)

ある日の午後4時ころの歩道での出来事です。右側から数人の高学年の元気な男の子たちが、わいわいがやがやとおしゃべりをしながら下校してきます。左側からお年寄りがややヨロヨロしながら歩いてきました。

 すると、男の子たちが、さっとはじによってお年寄りを通してあげました。お年寄りが「有難う」とお礼を言うと、男の子たちが大きな声で「気を付けてね」と言いました。素晴らしい子どもたちです。

親のしつけと、担任の指導が素晴らしいのかな・・・。

大人の皆様へ(パパ&ママ、ジジ&ババ)

 最近、手紙やはがきではなくスマホやメールで済ます人が多くなりました。ですから、使用済み切手や書き損じはがきはめったに出なくなりました。それでも切手を貼った手紙がきたり、はがきを書き損じたりすることがあります。

 ある小学校の保護者の有志は、児童会と協力して、使用済みの切手や書き損じはがきを集めています。そして、それを、困っている人を助けるために寄付しているそうです。

 自分たちの今できることをして、困っている人のために活動することは、素晴らしいことです。私も、協力するようにしています。

学校の先生がたへ 

 ある小学校のA先生が、ある事について、自分の授業実践例と考えをまとめました。印刷して、周りの人に配り、ご指導をお願いしましたが、全く反響がありませんでした。

 それで、思い切って、著書や雑誌で度々名前を見かける先生方に、(多分駄目だろうと、大きな期待をしないで)ご指導をお願いしてみました。

 10日ほどすると、なんと、道徳教育のYO先生、学校教育全般に造詣の深いMT先生、ご自分で教育研究センターを立ち上げて活躍中のRT先生、元大学教授のKO先生から、心温まるご指導の手紙やはがきが来たそうです。

 その内容は、いい所、改善した方がいい所とヒント、異なる視点から取り入れたいことなどが、簡潔に書いてあったそうです。誰もがこのようなことをしたら大迷惑になりますが、A先生にとっては、「青天の霹靂」だったと、大感激でした。 (BOKE三宅)

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