子どもたちへ(小さなお子さんには読んであげてください)
「一年生になったーら〜♪、友だち100人できるかな〜♪…」と、歌ったことがあるでしょ! この歌を作った人に聞いた人から聞いた話ですが、これは、本当に友だちを100人の作りましょうということではないんだそうです。
本当は、「なるべく多くの友だちをつくりましょう」、「なかよしの友だちがいれば、数人だって、一人だっていいのです」、「でも、みんなとは、けんかをしないで、ふつうにすごしてほしい」という願いで、この歌を作ったのだそうです。「だれとでもふつうにできて」、「仲良しの友だち(親友)が何人かいれば」それでいいのです。
大人の皆様へ(パパ&ママ、ジジ&ババ)
武者小路実篤は「君は君、我は我なり。されど仲よき」と、よく色紙に書いていたそうです。人間のコミュニケーション(付き合い)は難しいもので、(親友)とはとことん仲がよく、そうでない人とは口も利かいということになりがちです(私だけかもしれないが)。 参考のために、いろいろな人の名言を紹介します。武者小路実篤の言うような人付き合いを確立するためのヒントになれば幸いです。
松下幸之助「素直な心になったならば、いらざる対立や争いが起こりにくくなって、和やかな姿が保たれるようになる」
まどみちお「ちがって仲良くしようではなく、ちがうから仲良くしよう」
R・カールソン(アメリカの作家)「人の意見が対立することと、対立にとらわれるのとは、天と地ほどの違いがある」「私はOKじゃない、あなたもOKじゃない、それでOK!」
齋藤茂太「相手と自分との違いを楽しみながら付き合うのが、人と人とのコツである」
学校の先生がたへ
作家の井上ひさしさんは、話は、「難しいことは易しく、易しいことは深く、深いことは面白く」と、話していたそうです。因みに、幼稚園や小学校の先生は、「難しいことを、易しく説明すること」ができると言われています。ベテランの先生方は、経験の浅い先生方に、そのコツを是非教えてあげてください。昔のことですが、恥ずかしながら私は、朝礼の後、1年生のかわいい子から「校長先生、今日も難しい話をありがとう」と言われたことをほろ苦く思い出します。
新型コロナウイルス以来、TVに専門家という人が登場して、「易しいことを難しく話しているこ
と」に、辟易としています。専門家なのだから、難しいコロナウイルスのことを素人にも分かりや
すく話してほしいものです。 (BOKE三宅)
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