2020年08月19日

しゅうれん会からのメッセージ

 子どもたちへ(小さなお子さんには読んであげてください)

新型コロナウイルスのことで、とつぜん学校が休みになり、出かけることも、友達と遊ぶこともできませんでした。学校が始まったと思ったら、土曜日も授業で、夏休みが短くなってしまいました。

 「あ〜〜いやだ!」と、暗い気持ちになって、毎日がつまらないです。やる気が起きません。その気持ちはよく分かります。

でも、今は、新型コロナウイルスのせいで、特別な状態なのです。必ず普通の生活が戻ってきます。だから。今できることをしっかりやりましょう。できるだけ楽しく過ごしましょう。

 大人の皆様へ(パパ&ママ、ジジ&ババ)

 もし時間的に余裕がありましたら、自分の机の周りの本や資料などを見回して、整理してみましょう。

「あ〜〜こういうことがあったなあ!」などと懐かしく思い出し、幸せいっぱいになれます。また、今悩んでいることについて、「なるほど、そうか・・・」と、解決のヒントが見つかることもあります。

ずっと前に読んだ本をペラペラとめくっているうちに、つい引き込まれて読みふけってしまうのもまた楽しいものです。 たまには、無駄のような時間を持ちましょう。

 学校の先生がたへ

2組のA先生の誕生日に、担任している子供たちが、「A先生お誕生日おめでとう!」と全員のサイン入りの画用紙を贈ってくれました。ところが、1組のB先生の誕生日には何ももらえませんでした。

 それはどうやら次のようなことに違いがあったからだったようです。

<A先生>子供たちの誕生日に、誕生日カード「○○さん、お誕生日おめでとう!」を作り、頑張っていること、よい所、期待していることを書いて、一人一人に渡していたそうです。

<B先生>何もしませんでした。

 授業だけでなく、先生の何気なくしていることが、子供たちに大きな影響を与えるものだということがつくづく分かる出来事でした。 (BOKE三宅)

★備考★[成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」や「至楽荘」の利用の仕方、「成美教育文化会館」の会場貸出など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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2020年07月09日

しゅうれん会からのメッセージ

 子どもたちへ(小さなお子さんには読んであげてください)

「一年生になったーら〜♪、友だち100人できるかな〜♪…」と、歌ったことがあるでしょ! この歌を作った人に聞いた人から聞いた話ですが、これは、本当に友だちを100人の作りましょうということではないんだそうです。

本当は、「なるべく多くの友だちをつくりましょう」、「なかよしの友だちがいれば、数人だって、一人だっていいのです」、「でも、みんなとは、けんかをしないで、ふつうにすごしてほしい」という願いで、この歌を作ったのだそうです。「だれとでもふつうにできて」、「仲良しの友だち(親友)が何人かいれば」それでいいのです。

 大人の皆様へ(パパ&ママ、ジジ&ババ)

 武者小路実篤は「君は君、我は我なり。されど仲よき」と、よく色紙に書いていたそうです。人間のコミュニケーション(付き合い)は難しいもので、(親友)とはとことん仲がよく、そうでない人とは口も利かいということになりがちです(私だけかもしれないが)。 参考のために、いろいろな人の名言を紹介します。武者小路実篤の言うような人付き合いを確立するためのヒントになれば幸いです。

松下幸之助「素直な心になったならば、いらざる対立や争いが起こりにくくなって、和やかな姿が保たれるようになる」

 まどみちお「ちがって仲良くしようではなく、ちがうから仲良くしよう」

 R・カールソン(アメリカの作家)「人の意見が対立することと、対立にとらわれるのとは、天と地ほどの違いがある」「私はOKじゃない、あなたもOKじゃない、それでOK!」

 齋藤茂太「相手と自分との違いを楽しみながら付き合うのが、人と人とのコツである」

 学校の先生がたへ 

 作家の井上ひさしさんは、話は、「難しいことは易しく、易しいことは深く、深いことは面白く」と、話していたそうです。因みに、幼稚園や小学校の先生は、「難しいことを、易しく説明すること」ができると言われています。ベテランの先生方は、経験の浅い先生方に、そのコツを是非教えてあげてください。昔のことですが、恥ずかしながら私は、朝礼の後、1年生のかわいい子から「校長先生、今日も難しい話をありがとう」と言われたことをほろ苦く思い出します。

 新型コロナウイルス以来、TVに専門家という人が登場して、「易しいことを難しく話しているこ

と」に、辟易としています。専門家なのだから、難しいコロナウイルスのことを素人にも分かりや

すく話してほしいものです。 (BOKE三宅)                               

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2020年03月12日

しゅうれん会からのメッセージ

子どもたちへ(小さなお子さんには読んであげてください)

 このごろ、の子どもたちは「すばらしい!」と思うことがたくさんあります。例えば、兵庫県の小学生5人は、庭で助けをよぶ91歳のおばあさんの小さな声に気付きました。手分けをしておばあさんをかいほうしたり救急車を呼んだりして助けました。山形県や奈良県でも小学生のお友達が同じようなよいことをしました。

 このような小学生がお年寄りの命を救ったり、親切にしたりすることは、日本のあちこちで行われています。

 皆さんも身の回りで困っている人がいたら助けてあげましょう。親切にしてあげましょう。自分たちだけでできないときは、無理をしないで、周りの大人に助けを求めましょう。

大人の皆様へ(パパ&ママ、ジジ&ババ)

 電車の中で、小さな女の子が「ママ!どうしてオリンピックはいやなの?」と、お母さんに聞いていました。お母さんは、困ったような表情でちょっと考えて、「オリンピックが嫌なのではなくて、オリンピックの年ということよ」と説明しました。少しおませな女の子は、「嫌だって言わないで、オリンピックの年と言えばいいのに!」と、反発しました。

 そばにいた小学校中学年くらいのお兄ちゃんが、「イヤーっていうのは、年ということだよ。」と付け加えました。女の子は「フ〜〜ン!」と、納得したような表情をしました。

 この頃、カタカナ英語が氾濫しているので、こういうことはたびたび起こります。ことを混乱させないためにも、ちょっと考えた方がよさそうです。

学校の先生がたへ 

 素晴しいことを成し遂げたある人が、ある所で語っていたことです。「私の人生は決して平たんなものではなかった。99%は失敗と、悩みと、苦しいことだらけだった」と。「でも、諦めないで、希望を失わずなんとか頑張りぬけたのは、小学校6年生の時の担任の先生から『K君、これから思うようにいかなことがあるかも知れない。でも、希望は絶対にあきらめるな。成功した時は、100倍の幸せがやってくる。君なら最後はうまくいく。』と言われたことにある」と、述懐していたのが印象的でした。

 教師の何気なく言った一言が、子供たちにじわりじわりと効いてくることが少なくありません。それだけ、教師の影響力は大きいのです。頑張ってください。 (BOKE三宅)

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