2016年03月26日

しゅうれん会からのメッセージ

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子どもたちへ(小さなお子さんには読んであげてください)

 通知表をもらうじきが近づいてきました。「よくできているかな?」「あがっているかな?」「もし、さがっていたらどうしよう」と、心配になっている子が多いと思います。自分はがんばったと思っている子は、心配しなくていいですよ。

「よくできていた子」「あがっていた子」は、「ばんざい」と大喜びをしてください。そして、次の学年の1学期はもっとがんばりましょうね。

「さがっていた子」は、「ざんねん!」とくやしがってください。そして、次の学年の1学期は、勉強の仕方を工夫して、がんばりましょうね。思い通りにいかないことは誰にもあります。次にがんばればそれでよいのです。


大人の皆様へ(パパ&ママ、ジジ&ババ)

 通知表は、誰でも甘辛の思い出があるものです。その時期が近付くと、勉強をしないでいようものなら「成績がさがったらどうするの!」と、よく叱られたものです。

気持ちはわかりますが、とかく大人は、成績が「下がった」「上がった」、「Aがいくつあった」「もう少しがいくつあった」などと、自分の子どもの頃のことは棚に上げて、我が子を厳しく見がちです。

当然ですが、よくできた子には、たくさんほめて、一緒に喜んで上げましょう。その上で、来学期に意欲をつなげるように、「頑張ったからできた」ことを強調しておきましょう。

あまりふるわなかった子には、まず、よいところを見つけて、「こんなにいいとろがある」と大げさすぎるくらいに褒めてあげてください。そのあとで、「来学期は、ここを頑張るといいね」と、「あっさり、簡潔」に注文を付けるようにするといいと思います。叱咤激励しても、ますます勉強嫌いをつくるようなものです。

「来学期を楽しみにしているよ」と、前向きにしてあげましょう。


学校の先生がたへ

 ある本を読んでいたら通知表は、その子が大人になった時に、「これが、お父さん(お母さん)の小学校◎年生の時の通知表だよ」と言って、我が子に見せられるようにするものだと書いてありました。決して、おまけをしろということではありませんが。

 K市のK小学校の2年3組の担任の時、校内研究(算数)で、繰り下がりのある2位数−2位数の計算(48−19)の仕方を扱いました。いつも早とちりのMK君が、29と正解を出しました。「MK君、今日はよく頑張ったね。繰り下がりのある難しい計算ができてすばらしい!」と褒めたら、「違います! 繰り下がりなんてわからないので、簡単な仕方で答えを出しました」、「どう考えたの?」の問いに、「48から20ひいて28、ひきすぎた1をたして29にしました」と。

 参観していた先生方が、どっと笑い、本時のねらい「繰り下がりの理解」に戻すことに苦労したことを苦く思い出します。MK君の2年生らしからぬ工夫のすごさに比べて、自分の「子どもを見取る」力量の稚拙さに、研究協議会も上の空でした。


posted by 豊島修練会 at 14:21| しゅうれん会からのメッセージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月23日

しゅうれん会からのメッセージ

子どもたちへ小さなお子さんには読んであげてください)

 昨日、駅で、しっかりした子どもに出会いました。「おじいちゃん、これあげる」と言って飴をくれました。どうしてくれるのかと気になったが、「ありがとう!」と手を出したら、「おじいちゃん、しらないひとからたべるものをもらってはいけないんだよ!」と、しかられてしまいました。

お母さんが、「○○ちゃん、よその人にそんなこと言っちゃだめよ。すみません」と謝ってくれました。私は、「坊や、いいことを教えてくれたありがとう。これから、知らない人から貰わないようにするよ」とお礼を言いました。「これからも、ちゃんとしなよ」と、励ましてくれました。賢い子に、いいことを教えてもらいました。

大人の皆様へ(パパ&ママ、ジジ&ババ)

 「やばい(やべー)」を今の若者は、「すごい!」「素晴らしい!」「やったー!」という意味に使うそうです。大人も、そういう若者におもね、時代遅れと言われないように同じように使う人が多いのだそうです。

でも、子どもの多くは、「おい、先生が来るぞ、やばいぞ、やめたほうがいいぞ」とか、「やばい、誰かくる、隠れろ」などと正しく使っています。

おバカを売りものにしているタレントの言葉遣いが、おバカ若者とそれに同調するおバカ大人に広がっていったのだそうです。(注:バカという言葉遣いを反省します)

「これはすげー」と話し言葉で言ったとしても、漫画では吹き出しに「これは、スゲー!」と書くことはあっても 、普通の文章では「これはすごい」と書き表すくらいの節度が昔はあったものである。「歌は世につれ、世は歌につれ」とも言うから「言葉は世につれ、世は言葉につれ」があってもいいのですが、大の大人が子どもに学ぶ時代になったのだろうか。

学校の先生がたへ

 3年生の1・2・3組は、計算の苦手な子が多いので、特訓することになりました。

1組の特訓>100問の計算ドリルを作成し、宿題と朝学習で、毎日特訓しました。採点は、大変なので、答えのプリントを用意しておき、自己採点させました。

2組の特訓>10問の計算ドリルを作成し、宿題と朝学習で、毎日特訓しました。採点も担任教師がして、つまずきの多い子には、放課後、10分程度の個別指導をしました。

3組の特訓>5問の計算ドリルを作成し、宿題と朝学習で特訓しました。採点は担任教師がしました。朝学習で合格した子どもはその日の宿題はなしにし、不合格の子どもは放課後復習させて、@同じ問題を宿題に出しました。次の日の朝学習は全員に、@をさせました。これで一区切りにして、その日は次のドリルを宿題、朝学習…と、進めました。

 これで、計算力が伸びたのは、3組、2組、1組の順でした(もともとできる子が伸びたのは1組、不得意な子が伸びたのは3組でした。平均点がよくなったのは2組と3組でした)。やみくもにたくさん練習させるのではなく、子どもの状況を見ながら3通りを使い分けるとよいようです。

posted by 豊島修練会 at 13:32| しゅうれん会からのメッセージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月26日

しゅうれん会からのメッセージ


子どもたちへ(小さなお子さんには読んであげてください)

友達をいじめることがいけないことは知っていますね。悪口を言うこと、仲間はずれにすること、物をかくすこと、なぐったりけったりすることなど、友達が嫌がることは皆いじめです。だから、友達を悲しませるいじめをするのはやめましょう。

いじめられたらどうしますか? 

その日のうちに、先生や家の人(お父さんやお母さんなど)に事実を話して、相談しましょう。

いじめをする友達がいたらどうしますか? 

普通の優しい声で「やめたほうがいいよ」と止めてあげましょう。それでもやめないときは、先生や家の人(お父さんやお母さんなど)に相談しましょう。いじめをしている子も、いじめをやめればいい子なのですから、仲よくしてあげましょう。

大人の皆様へ(パパ&ママ、ジジ&ババ)

他人のすることは、よい事よりも悪いことのほうが目に付き、気になるものです。そして、イライラして暗い気持ちになりがちです。

池袋駅の通路で、高齢者が「どけどけ、邪魔だ、邪魔になる!」と怒鳴りながら前の人を突き飛ばしながら歩いていました。高田馬場駅で中学生が数人、駅員の注意も聞かず通路をふさいでおしゃべりをしていました。

高齢者がもしかしたら認知症かもしれないと思い至ったら、進んで道を開けてあげられたかもしれません。命令口調でなく、「君たち、こっちでゆっくり話したら…」という言い方ができるかもしれません。そこで、視点を変え、むしろ良い所を見かけたら、いい人に出会ったら、そのことを喜び、そして周りの人に「その良いこと」や「感激したこと」を知らせるようにしたらいかがでしょうか。

学校の先生がたへ

ゼロトレランス(zero tolerance)は、「寛容度ゼロ」と訳されます。

小さな規則違反や不法行為等を曖昧にせず、行為の段階に応じてペナルティ(penalty:罰則)の伴う行動規範を示して進める生徒指導法のことで、「毅然とした対応」という言い方をすることが多いです。

 生徒指導(基本的な生活習慣、学習規律、生活規律、人間関係、公共物を大事に、協力、親切など)を、罰則を振りかざして画一的に指導することは、「教育的でない」「もっと柔軟に指導すべきだ」などという批判もあります。

 ルール(規則、きまり、手続きなど)とマナー(挨拶、食事マナー、礼儀作法など)、エチケット(親切、手助けなどの心遣い)などについて、子どもの発達段階に即して平素からきめ細かく繰り返し指導していることが必要です。このことを前提にしかも子どもや保護者に事前に説明した上で、指導の一環として、人権に配慮してペナルティを課すことは検討していいかもしれません。小・中一貫を視野においてチーム学校としてお考えください。

posted by 豊島修練会 at 15:46| しゅうれん会からのメッセージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする