2021年05月25日

しゅうれん会「気になる一冊」

子どものほん(子ども、小学生&中学生)

作・室井滋、絵・長谷川義史「会いたくて会いたくて」小学館  1320

 新型コロナウイルスが心配で、おじいちゃんやおばあちゃんなど会いたい人に会えない状況がしばらく続いています。この本を、声に出して読んでみましょう。あなたの大切な人を思う優しい気持ち、温かい心が受け止めてもらえるような気持になります。 会いたい人に会い得るという当たり前のことが、とても大事なことだとよくわかります。

大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

青山潤・玄田有史編「さんりく海の勉強室」 岩手日報社  1430

 本書は、もともと岩手日報社の子ども新聞「ジュニアウイークリー」に連載されたものである。従って、子供向けのものであるが、大人にこそ読んで欲しいと思い紹介する。

 2011年に地震と津波で大被害を被った三陸が復興し、それこそ「希望の海」になる事を希望し、確信して、三陸の海のすばらしさを、写真と絵、イラストと図表、簡潔な文章で綴ったものである。

 内容は、「海の生き物偏(エゾアワビ、三陸のウミガメ、海藻と海草、ケガニなど15種)」「海のしくみ編(海水の流れ、黒潮と親潮、45億年の歴史など10項目)」「海と生活編(漁師の知恵、塩の道、三陸の昔話など8項目)」「さんりくの未来編(地域シンボルをつくる、地域のアーキペラゴ(大小島真紀さんが再建された大槌海洋研究センターの天井に描いた作品と解説と、そのきっかけづくりをしたkさんの紹介)など7つの視点からの未来)」で構成されています。お子様にも是非すすめてください。

学校の先生のブック(小学校・中学校の先生) 

吉田航・横山健太著、増井敏克監修「基礎からのIT担当者リテラシー」技術評論社2068

 本書は企業で、ITを担当する人のためのリテラシー(基礎・基本)を解説したもので、内容は、「パソコンと周辺機器の用意」「社内インフラの整備」「情報セキュリティの強化」「業務システムの導入」「システム開発を外部業者に委託」と、企業に即した内容である。

 しかしながら、本書で、ITリテラシーを身に付け、学校運営や教育活動に、どのように活用したらいいかを考え、計画し、実行する参考になる。(積読のH.K)

 ★備考★話題提供のために紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。

 [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」「気になる1冊」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。

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2021年04月22日

しゅうれん会「気になる一冊」

子どものほん(子ども、小学生&中学生)

小宮輝之監修「つれてこられただけなのに外来生物の言い分をきく」偕成社 本体1000

 外来種(外国から日本に持ち込まれた生き物)について、「日本に持ち込まれた理由」、それが「どうして増えたのか」を説明した本です。絵とイラストと分かりやすい文章で、見るだけでよくわかり楽しめます。

 食用、観賞用、害獣退治(害のある生き物を退治する)、ペットなどに持ち込んだのに、それがどうして嫌われ、退治されるようになったのでしょうか。在来種(前から日本にいる生き物)も外来種も同じ命なのに、外来種だけ悪者になっていていいのか、考えてみましょう。

大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

Family2021年春号「子育て新常識ベスト100」 プレジデント社 1000円(税込)

 子育てにあれこれ悩みを持つ保護者は少なくありません。本誌の今月号は、「我が子に必要なものは何か」、「親がすべきこと・やってはいけないこと」、「新しい教育とどう付き合えばいいの?」など、「コロナ禍の後の家庭教育アップデート」を特集しています。

(註:アップデートupdateは、更新、新しいものかえること)

 これらをそのまま取り入れるのではなく、家庭の方針、両親の考え方、お子さんの特徴などを考慮して、納得のいったものだけを取り入れるようにしたらいかがでしょうか。これまでの我が家の子育てを振り返るヒントにすることが賢い読み方のようです。

学校の先生のブック(小学校・中学校の先生) 

寺田寅彦著「漱石先生」 中公文庫 本体900

 東大教授・物理学者・随筆家の寺田虎彦は、第五高等学校で夏目漱石とは教師と生徒として素晴らしい出会いをした。夏目漱石の周りには、正岡子規、芥川龍之介、鈴木三重吉、内田百聞などがいた。また、寺田虎彦の弟子には中谷宇吉郎がいる。

内容は、T先生の追憶、U先生に集う人たち(子規庵の正岡子規、芥川龍之介、高濱虚子など)、V先生と俳諧(漱石の俳句の先生は、正岡子規だった)など。

教科書の指導書を遥かに超えることに出会え、教師と生徒のかかわりを考える1冊とすることができる。  (積読のH.K)

 ★備考★話題提供のために紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。

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2021年03月25日

しゅうれん会「気になる一冊」

子どものほん(子ども、小学生&中学生)

宮沢賢治著「新編・銀河鉄道の夜」 新潮文庫 本体440

 「アメニモマケズ」「風の又三郎」「セロ弾きのゴーシュ」などで有名な宮沢賢治を知らない人は少ないだろう。この「銀河鉄道の夜」は、完成する前に亡くなり、草稿(まだこれから修正していく原稿)で残されたものです。孤独で空想好きな少年ジョバンニは賢治で、親友のカムパネルラは妹のトシのことだと言われています。銀河鉄道に乗って、ジョバンニは「みんなの本当の幸せのためにつくすことに、生きる意味がある」と気づくのです。あなたも、この童話を読んで「本当の幸せとは何か」を考えてみましょう。

大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

奥野克巳&近藤祉秋&辻陽介編「コロナ禍をどう読むか」 亜紀書房 本体2200

 本書は、新型コロナ禍で、感染防止の対策や体験を通して考えたこと、感じたこと、提案などを、様々なジャンルの16人の専門家による密度の濃い対話を収録したものである。

 また、表紙は、なんと大小島真木さんの「世界に見られている」という素敵な装画である。

 内容は、「ウイルスは人と動物の『あいだ』に生成する マルチスピーシーズ人類学からの応答」「接触と隔離の『あいだ』を考える コロナ時代の愛をめぐって」「ケアが『閉じる』時代の精神医療 心と身体の『からだ』を考える」など、8つの対話を堪能できる。

 タイトルからは、ちょっといかめしいような印象を受けるが、じっくり読むと、「なるほど!」「そうだったのか!」と、たくさんの事を知ることができ、コロナ禍を超えて、生き方を考えるヒントが得られる。(と、私は感じた)

学校の先生のブック(小学校・中学校の先生) 

大前研一箸「新・仕事力『テレワーク時代』に差がつく働き方」小学館新書 本体820

 昨年はCOVID-19の影響で、感染防止「3密」と「学習の遅れ」と「授業時数の確保」に翻弄された。企業ではテレワークで対応したが、学校は一部でオンライン授業などを行ったものの苦労した(今現在もその影響を引きずっている状況がある)。

 本書は、これからの企業で、自己の能力を発揮し、生き甲斐をもって働くためにどうしたらよいかを提言している。それを傍証するために、国政や公務員の働き方、学習指導要領の不十分な事柄について辛口の批判で充満している。逆に、本書を反面教師として、学校(教師)はどのような働き方をしたらよいか考えるヒントにしたい。    (積読のH.K)

 ★備考★話題提供のために紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。

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