2021年10月21日

しゅうれん会「気になる一冊」

子どものほん(子ども、小学生&中学生)

小野正弘監修「イラストでわかる オノマトペじてん」成美堂出版 本体950円本10-1.png

 人の気持ちを表す「しょんぼり」「どきどき」など、感じ方を表す「さっぱり」「あっさり」など、行動を表す「うつらうつら」「てくてく」など、物の様子を表す「つるつる」「ちかちか」などを、「オノマトペ」と言います。 イラストでわかりやすく説明してあります。作文を書く時、話すときに役立ちます。

大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

武山廣道監修「ハローキティの一日一禅」 リベラル社 1100円

 本10-2.png禅の言葉は漢字ばかりで難しい。そんな禅の言葉をかわいいイラスト付きでキティちゃんが解説くれる。いくつかを紹介してみよう。あとは読んでのお楽しみ!

 一期一会(出会いは一度きり、出会いを大事にしよう)、行雲流水(いつでもどんな時も自然体でいよう)、明珠在掌(探し物はここにある、足元を見ましょう)、独釣寒江雪(誰のマネでもなく、自分だけの楽しみを見つけよう)。

学校の先生のブック(小学校・中学校の先生) 

渋沢栄一・守屋淳訳「現代語訳 論語と算盤」 ちくま書房 902円本10-3.png

 本書は、「論語」を現代語に訳したものである。論語とは、政治家・思想家・教育者としての孔子が、弟子たちとの議論・会話をまとめたものである。

 「論語と算盤」の「算盤」とは、経済の事であり、日本経済基礎を築いた渋沢栄一の思いが訳文を通して伝わってくるようだ。

 昔の寺子屋は十人十色の人材を輩出したが、現在の教育は全員に同じ教育をしている結果、当たり前の人間ばかり育成しているという見解は、少し考えてみる必要がありそうだ。個別最適な学習を強調し

ている令和の日本型学校教育で・・・。(積読のH.K)

 ★備考★話題提供のために紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。

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posted by 豊島修練会 at 11:49| しゅうれん会 気になる一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月29日

しゅうれん会「気になる一冊」


子どものほん(子ども、小学生&中学生)★★★R3年 9月 ほん本ブック.pdf

新井紀子監修「人工知能と友だちになれる?」 誠文堂新光社 本体1200h09-01.JPG

 最近、人工知能(AI)やAIロボットという言葉を毎日のように耳にします。この本は、人工知能とは何かの理解、人工知能と人間の脳との違いをはっきりさせてくれます。

 今、何を学んでおけばよいのか、将来の死後とはどのようになるのか、私達がよりよく生きるためにはどうしたらよいかを考えることができます。

大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

外山滋比古箸「思考の整理学」 ちくま文庫 本体520

h09-02.JPG 英文学者で文学博士、エッセイストとして広く知られている著者は、昨年96歳で永久の眠りにつきました。本書は、「考えるとはどういうことか」「考えるにはどうするか」を、誰にも分かるように書いた名作です。

 「褒めてくれる人を友人に持ちたい(褒められると意欲が湧きもっと考えるようになる)」、「よく切れる包丁は錆びやすい(考える頭であり続けるためには、考えることを続け,錆びないようにしたい)」など、分かり易いです。よく考えるようになるために、考える子供を育てるために、ちょっと読んでみませんか。


学校の先生のブック(小学校・中学校の先生) 

中野信子箸「キレる!」 小学館新書 本体780

 最近、モンスターペアレント、暴走高齢者、児童虐待、客のイチャモン、煽り運転など、すぐに「キレる」大人が目につくような気がします。本書は、脳科学者の著者が、キレることの「メカニズム」を解明し、それへの「対処法」を提言し、むしろ「キレる」ことの「活用術」を、素人向けに説明したものである。学校でも、些細なことで「キレて」子供が大喧嘩になったり、保護者が「キレて」怒鳴り込んだりしてくることが度々あります。h09-03.JPG

 本書読んで、自分自身が「キレない」ように気を付けるとともに、子供たちの指導に適切に活用し、保護者との協力・連携に生かしたいものです。

 特に、第3章「キレる人との付き合い方」、第4章「キレる自分との付き合い方」は、具体的な事例を挙げて解説しているので、役立つあるいはヒントがえられるものと思います。

                                  (積読のH.K)

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2021年08月26日

しゅうれん会「気になる一冊」

子どものほん(子ども、小学生&中学生)

b08-01.JPGあさのあつこ箸「バッテリー」全6巻、角川文庫(漫画全4巻は、教育画劇発行)

 天才的なピッチャー原田少年と、みんなから信頼されている永倉少年のバッテリーが、認め合い信頼し合う成長の様子を書いた本である。

 小学校高学年や中学生向けです。図書館で探して読んでみましょう。

大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

庭田杏珠・渡邉英徳箸「AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争」光文社新書 本体1600円 

第二次世界大戦が終戦(敗戦)したのは1945年8月15日ですから、今年(2021年)の8月で76年目を迎えます。本書は、戦前の状況、戦争の様子、戦後の混乱の時期の白黒写真を、AIを使って、無理な部分は直接関係者に取材してカラー化したものです。写真をじっと見つめていると、戦争の悲惨さ、家族の幸せを壊すこと、平和(普通の日常生活のあること)の大切さを実感できます。ご自身で読んでみるだけでなく、家族で「戦争の恐ろしさ」と「平和の大切さ」については話し合ってみたらいかがでしょうか。

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学校の先生のブック(小学校・中学校の先生) 

松浦弥太郎&野尻哲也箸「はたらくきほん100 毎日がスタートアップ」マガジンハウス 本体1500

b08-03.JPG ビジネスパーソンのための、「働き方」と「リーダーシップ」の基本をそれぞれ100について、解説した1冊です。

 20字以内の基本事項を、200字以内で易しく、簡潔に解説したものです。管理職や教職員が自分自身のためにも、また先生方が子供を指導する際のヒントになると思います。

 「はたらくきほん100」には、「目立たないように目立つ」「面倒くささの中に宝物が眠っ 

ている」「準備が全て」など、「リーダーのきほん100」では「短く叱り、たっぷり褒める

(私は、「目的地だけ、しっかり決める」「たっぷり褒めて、短く叱る」が信条)」「はじめ・まんなか・おわり」「人と人をつなげる」などを取り上げ、今日から座右の銘になりそうです。なお、この種の本は、「なるほど」と取り入れるものと、「こんなことなんて!」と捨てるという割り切った読み方が大事だと思います。  (積読のH.K)

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