2017年12月21日

おすすめの「ほん・本・ブック」

子どものほん(子ども、小学生&中学生)

すぎたとおる作・早川大介画「コミック日本の歴史1 戦国人物伝・織田信長」

ポプラ社 本体1000

 近所の5年生の男の子に「最近、読んで面白かった本は?」と聞いたらこの本を紹介してくれた。「なんだ、マンガか!」と言ったら、「けっこうまじめにかいてあるよ。歴史の学者にならない人にはこれで十分!!」とはんげきされてしまった。

 それならと借りて読んでみた。第1章「尾張うつけ者」、第2章「平手政秀の死」、第3章「天下布武への道」、第4章「長篠・設楽原の合戦」、第5章「本能寺に消ゆ」、続いて「解説」「豆知識」「織田信長関連年表」などと、結構充実している。大人も勉強になった。


大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

中根克明著「小学校最初の3年間で本当にさせたい勉強」すばる舎 本体1400

 小学校下学年の子どもをどのように育てたらよいかという一種の啓発書である。

「塾や習い事に焦って行かせなくても大丈夫。『家庭』こそ最高の教育の場になる」第1章「小1・小2・小3はとても貴重な大切な時期」、第2章「3年間の読書量で学力が決まる」、第3章「後伸びする低中学年の勉強法」、第4章「遊びをとことん充実させる」、第5章「本当に地力のある子に育てていくために」というキャッチコピーにつられて読んだ。

 自分の子育ての方針と実行していること、子どもの将来を考えて勉強をさせていること、これらを振り返る機会を得るためには役立った。著者は自信を持って「こうするべきだ」「このほうがよい」と主張している。しかし、あくまでも「1つの考え方」と受け止め、これに従うのではなくクリティカルリーディング(批判的に読むこと)、クリティカルシンキング(批判的に考えること)が必要である。


学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)

文部科学省「問題行動・不登校調査(2016年度)」平成291026日発表

 平成28年度のいじめの認知件数は、前年度の約1.4倍に当たる323808件と急増している。いじめ防止対策推進法が実施されて4年が経過し、その効果が表れてきたことによると言われている。特に、小学校低・中学年の認知件数が急増している。

 ところが、いじめを原因とする自殺者が多くいること、いじめの認知件数が1件もないという学校が全体の31.7%であることに、文部科学省は「これだけ多くの学校でいじめが全くないないというのは疑わしい」と指摘している。子どもたちの日常生活を丁寧に見て、早期発見・早期対応を行い、いじめられる子どもを出さない、いじめられている子供を守り抜くことを基本に、子どもの「安心」「安全」「安定」を実現したい。また、教員が原因の不登校が3653人もいて、「教員の誤った指導」や「教員への不信感」が大きいという指摘を真摯に受け止めたい。

★備考★なお、話題提供のために本を紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。

 [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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2017年11月29日

おすすめ「ほん・本・ブック」

 子どものほん(子ども、小学生低学年)

あきやまかぜたろう著 大野俊一監修「小学生版 110分日本地図を覚える本」

白泉社 本体1850

 日本の子どもは、アメリカ、ドイツ、フランス、イタリア、ペルー、中国、ロシア、トルコ、南アフリカ共和国、ロシア、韓国、北朝鮮など外国のことをよく知っていると、外国人から感心されることが多いです。ところが、日本のことを「京都は、どこにあって、どんな特色がありますか?」「熊本県は、何が有名ですか?」などと質問されると、「え〜と、・・・」答えられないと、とても不思議がられます。2020年のオリンピック・パラリンピックには大勢の外国人がいらっしゃいます。日本のことがよく分かるように説明してあげましょう。

 この本は、都道府県の位置、特色、産物、文化や歴史などが、イラストと分かりやすい説明、クイズなどで、よく分かり、興味がわき、覚えられます。図書館で探して、一度ごらんください。

   大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

橋幸枝著「そっと無理して、生きてみる」 小学館 本体1200

 本書は、100歳の著者が、長い人生の中で得たことを若い人(著者から見ると、80歳以下は若者だそうです)たち向けに書いた「生き方読本」です。

 「悩みは、どうすれば解決できますか?」について、「そんなこと私にだってわかりません「でも100歳とってわかったことが一つあります」「それは、悩んでいるだけでは解決しません。とにかく行動してみることです。」「悩んでいる暇があったら行動する」「これが100歳を超えても現役(病院の医師&理事長)でいられる私の原動力かも知れません」と、言い切っています。「そっと無理するくらいがちょうどいい」「迷った時はとりあえずやってみる」「やらないより、やって失敗したほうがいい」「他人と比べず、自分は自分と割り切る」「頑張る人を褒めることをためらわない」等、役に立つことが34頁にまとめられていて、生き方のヒントになります。

  学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)

文部科学省「新しい学習指導要領の考え方―中央教育審議会における議論から改訂そして実施へ―」 非売品 文部科学省ホームページからダウンロードできる

 新学習指導要領会告示され早くも8か月、各学校教師は、趣旨徹底にどう取り組んでいるでしょうか? 勿論、文部科学省の各教科等別「解説」を精読することをお勧めします。

その前に、上記の資料を読んで、育成する資質・能力、主体的・対話的で深い学び、見方・考え方、カリキュラム・マネジメント等の概要を理解してからにすると効果的である。

★備考★なお、話題提供のために本を紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。 [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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2017年10月28日

おすすめの「ほん・本・ブック」

ほん・本・ブック(修練会) 

     公益財団法人豊島修練会 20171028 日号(通算第27 号)

子どものほん(子ども、小学生&中学生)

 茂吉著「子ども版 人生のネタの本」くだかけ会 本体1000

 この本は、作者が、若い人たちと畑で作物を育てたり、にわとりを飼ったりしながら考えたことを、小・中学生やその両親向けに書いたのだそうです。

 内容は、「どんな簡単なことでも両手を使ってやってごらん。意外な効果が出てくるよ」「にげきず、ごまかし、いいかげん どれもみんな本気じゃない」「宿題なんか、やる気が出ない でもやっているうちに面白くなってくるよ」「時間と時刻は、使い分け」「分からないところを見つけるのが勉強」など、ためになることがいっぱいつまっているよ。読んで、家族で話し合ってみようね。


大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

 「子どもとたのしむ はじめての えいごえほん にほんのおはなしA」をしょうかいしたら、Aというのだから@もBもあるのだろうから紹介してほしいという意見が寄せられましたので紹介します。Cまであり、次の日本昔話が収録されています。いずれもCDつきです。お子さんとゆったり聞きながら、話し合ってみましょう。(くもん出版、どれも1200円)

@ももたろう さるかにかっせん かさじぞう

Aうらしまたろう つるのおんがえし はなさかじいさん

Bおおきなかぶ うさぎとかめ きんのおのぎんのおの

Cさんびきのこぶた きたかぜとたいよう あかずきん


学校の先生のブック小学校・中学校の先生)

 羽生善治・NHKスペシャル取材班著「人工知能の核心」 NHK出版 本体780

 チェスも、囲碁も、将棋も、人間(プロ)とAI(人工知能)の対戦では、圧倒的(完璧)にAIが強い。もう、これらの世界ではAIに人間は勝てない。そのうち、人間の仕事の大部分はAIに取られてしまうだろうとも言われている。知識・技能を教え込む教師ならAIで大丈夫だとも言われ、「教育とは何か?」「教師の役割は?」と、巷で話題を呼んでいる。大げさに言えば、AIを前にして、「人間とは何か?」「人間はAIに勝てないのか?」「人間とAIは共存できないのか?(AIを人間の幸せのために役立てることはできないのか?)」と、笑点の林家木久扇師匠(演技)並みの頭で悩んでいる。

 羽生棋士は、AIは過去の人間の対局データの全てを「記録」ではなく「記憶」していて、その中の最善の一手を打っているに違いないと看過している。本書を読んで、羽生棋士が、科学者のような論理的な思考と、人間味ある美意識を持ち、かつプロの直観力を備え、表現力のあることに驚き、「単なる将棋のプロ」を超えていることに感動した。最後に「人工知能が飛躍的に向上していく。ならば、人間にも同様の飛躍が求められる」で締め括っている。

★備考★なお、話題提供のために本を紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。 [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

posted by 豊島修練会 at 14:44| しゅうれん会 気になる一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする