2016年11月26日

おすすめの「ほん・本・ブック」

ほん・本・ブック11月号(15).pdf
 子どものほん(子ども、小学生&中学生)

かんしゅう:さいとうたかし「こどもそんしのへいほう」日本図書センター本体1500

 この本は、もともと大人のために、中国の孫子(そんし)という人が書いたものです。それを、齋藤孝(さいとうたかし)さんが、子供向けに解説したものです。「自分のことを自慢すると、友達との関係がまずくなることがあるよ」とか、「ケンカしてもかなわない時、争っても意味のないときは、さっさと逃げてしまおう」など、けっこういいことが書いてあります。ちょっとむずかしい所もあるかもしれません。おうちに人と一緒に読んで話し合うといいかもしれません。


 大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど) 

監修・齋藤孝「こども孫子の兵法」日本図書センター 本体1500

 子どもたちは、友人関係の中で、競争の中で、いつもギリギリのところで生きています。特に、複雑化している社会の影響を受けて、あるいは好ましくない大人の言動を目にして、悩み、苦しみ、それでもけなげに生きているというのが、現在の子どもと言う存在です。

 もともと「孫子の兵法」は、大人向け、激しい争い社会の中でしたたかに戦い抜き、生き抜いていくための考え方・方法・方策を、端的に表現したものだそうです。

 でも、その中に、この厳しい難しい世の中を生きていく子供たちの役に立つこともあるということで、監修の齋藤孝さんが、子ども向けに翻訳したものです。「あ〜、これを子どもと話題にしたらいいかもしれない」と言うことがあるかもしれません。どこかで見かけたらぱらぱらとめくってみて下さい。大人の役に立つ部分は、きっと多くあるかもしれません。


 学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)

 和田秀樹著「争わない「生き方」自分は自分人は人」新講社ワイド新書 本体800

 現在は、競争社会と言う面が目立つ社会です。例を挙げてみましょう。「十分に理解しているとは言えなくても、学力調査は平均点で市内トップだった」、算数のテストが95点だったのに「友達のAさんは、100点だったのに、あなたは駄目ね…」、オリンピックで入賞できなかったが日本記録を更新したのに「メダルが取れなかった」と話題にもならなかった、等々である。本書は、そのあたりに焦点を当てて、「自分のペースで生きる人が、本当は強い人なのだ」と、むやみに人と争わない生き方を勧めている。著者は、「ほめ言葉の上手い人、下手な人」や「気持ちの整理のできる人できない人」等、教師が子どもの指導に活用できる多数の本を出していることでよく知られている精神科医である。

 「ほんとうのマイペースは、追い込みタイプより先行タイプ」など、11の「法則」と、それに伴う80以上の「技術」と「考え方」をまとめてある。自分の研修、子供の指導に役立つ内容満載である。

★備考★なお、話題提供のために本を紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。 [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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2016年09月24日

おすすめの「ほん・本・ブック」

ほん・本・ブック9月号(13).pdf


 子どものほん(子ども、小学生&中学生)

    ヨシタケシンスケ「このあとどうしちゃおう」ブロンズ新社 1400

 皆さんには、おじいちゃんやおばあちゃんがいますか? この絵本は、おじいちゃんが、生きているときに書いていたノートが見つかり、それを漫画と文で分かりやすく表したものです。むずかしいことを考えず、「おじいちゃんて、こういうことをかんがえていたのか」と思いながら読んでください。

 そうしたら、おじいちゃんやおばあちゃんに対して、もっと優しくなるかもしれません。


大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

   同上(こどものほんと同じです)。これは、同居していたおじいさんが、表紙に「このあとどうしちゃお」と書き残したノートを、絵本にしたものです。「このあとのよてい」「てんごくにいくときのかっこう」「うまれかわったらなりたいもの」「こんなかみさまにいてほしい」「てんごくってきっとこんなところ」「いじわるなアイツはきっとこんなじごくにいく」「みんなをみまっていくほうほう」「みんなにつくってほしいきねんひん」、・・・などと続きます。

大人が読んでも考えさせられることが多いが、我が子と一緒にこの絵本を読み進めながら、色々と話し合うと、「人間の生と死」や「家族」と言うことを考えるきっかけになるかもしれない。


学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)

 読売新聞社会部「貧困子どものSOS−記者が聞いた小さな叫び」中央公論社 1500

 子どもの貧困が話題になっています。日本の子供の貧困の割合は16%(6人に1人)で、世界でも高い方だそうです。

 本書は、子どもの貧困が具体的にどのような状況で、子どもたちがどのようなことに困っているか、この状況をいかに食い止めたらよいものか、7人の記者が実際に取材してまとめたものである。

 私が新米教師になりたての頃は、たいていの子供が貧困だったので、貧しくて困っていてもあまり気にせず、前向きに生活し、学習していたものである。しかし、今、担任している学級の「貧困で困っている子」は、16%と言う高い割合であるとはいえ、あとの84%の子供は困っていない子どもたちである。それだけに、「貧困で困っている子」の悩み、苦しみ、心の傷、将来への不安などは計り知れないものがある。

 本書は、「心に傷を負った子供たち」「進路・進学の壁」「親の愛に恵まれずもがく」「母として迫られる人生の選択」「貧困の連鎖を止めるために」と言うテーマで、様々な実態と今後の方向性を示唆してくれる。学校として、学級担任としてやれることには難しさと限界はあるが、子どもの心に響き、支えることをしたいものである。

★備考★なお、話題提供のために本を紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。 [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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2016年08月26日

おすすめの「ほん・本・ブック」


子どものほん(子ども、小学生&中学生)

 「家族のきずな」「家庭のルールづくり」「生活しゅうかん作り」「早寝早起き朝ごはん」を親子で話し合ったり、いっしょに取り組んだりするために、「3行の詩」を募集しました。小学生の部で優秀な作品として、選ばれたものを1つだけ紹介します。

★小学生の部・甲斐瑠々華(かいるるか)さんの作品

「お母さんが教えてくれた、「かがみはさきにわらわない」いつも心においているよ」

どのような意味か分かりますね。あなたも、3行の詩を作ってみましょう。


大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

 「楽しい子育て全国キャンペーン〜家庭で話そう!我が家のルール・家族のきずな・命の大切さ〜3行詩優秀作品集」(平成284月)文部科学省HPから無料でダウンロードできます。

公益財団方針日本PTA全国協議会・文部科学省家庭教育支援室が、共催して、「家族の絆」「家庭のルール作り」「生活習慣作り」「早寝早起き朝ご飯」を親子で話し合ったり、いっしょに取り組んだりするために、「3行の詩」を募集しました。それを冊子にまとめたものです。親子で作って楽しんでみてはいかがでしょうか。

★中学生の部・青木嶺斗さんの作品

 「泥棒ですか、お母さんのツッコミ、ただいま言うまでやりなおし」

★一般の部・庭野知子さん

 「あなたの声に、♯半音上がってわかる隠しごと、♭半音下がってすぐわかる悩みごと、母の耳は絶対音感」


学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)

 八百坂修・片山紀子・原田かおる著「教師のためのコーチング術」学事出版本体1700


 昔の教師は、子どもが悪いことをした時や約束を守らなかったときは、大声で怒鳴りつけるのが普通だった。それで、子どもは反省したし、保護者も当然だと思っていた。

 しかし、現在はそのような教師は皆無であろう。とはいっても、依然として、違法である体罰をしたり、欠点探しをして叱ってばかりいる教師は、ほんの一部だが今もいて、時々新聞やTVで報道されることがある。

 本書は、教師の仕事は、子どもの良い点を見つけてほめて自信を持たせ、もっと良くなるように必要な指導をする「指導者」としての役割がある。その一方で、最近、その子のいい点や個性を尊重しながら伸ばす「コーチ」の役目が重視され、求められるようになってきている。さらには、子ども主体の学習や生活をサポートする調整や進行役としての「ファシリーター」としての役割も注目されている。研究し身に付けたい事柄である。

★備考★[成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。

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