2020年12月24日

しゅうれん会「気になる一冊」

子どものほん(子ども、小学生&中学生)

齋藤孝箸・東元俊哉イラスト「君は君の道をゆけ」 ワニブックス 本体1300

 厳しいことで有名な哲学者ニーチェの言葉の中から「私たちの生き方に役立ちそうな詞や考え方」を紹介したものです。ちょっと難しいかもしれないけれど、少し、背伸びをしてみましょう。

 内容は、「安易な道を選ぶことなかれ」「誰にも分からない未来を不安に思うな」「周囲を気にせず、自分の運命の道を行け」「最大の敵はおのれ自身である」

「友と喜びを共有し、分かち合え」などなど、子供にも、大人にも役立ちますよ!

大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

原坂一郎・野崎武久絵「読むだけで子育てがうんと楽になる本」春陽堂書店 本体1500

 子育てがものすご〜〜く大変なことは誰もが体験しているのに、どうしたら少しでも軽くできるか誰も教えてくれないので、子育て中の人は悩み続けています。

著者は、子育てのポイントは、「笑顔」だと提言し、笑顔で子育てするコツを30も、4コマ漫画をまじえて紹介しています。 

子供の気持ちが分かるようになる、楽しくしつけができるようになる、幸せな気持ちになれるように、しつけの基本、子育てと料理の共通点、言葉のオーム返しで笑顔になれるなど基本の心構えやポイントを学ぶことができます。ただし、あくまでも参考です。

学校の先生のブック(小学校・中学校の先生) 

落合陽一箸「働きかた5.0」 小学館新書 本体820

 国際的な調査によると、日本の学校(先生)は、世界一忙しいということで有名です。それなのに、それを改善して、子供の教育のために専念することを第一にした働き方改革に至っていません。

 COVID-19の感染防止に向けた学校の休校と、教師のテレワークの試みが、学校(教師)の働き方の改革に少しだけ歩み出したように感じます。

 本書は、ウイズコロナ(コロナとうまくやっていく)、ポストコロナ(コロナ以降のことを考える)を視野に置いた働き方改革の必要性と意義を提言したものである。さらに、AIの進化に伴う人間の存在意義(レーゾンデートル)や人間のすべき仕事についても論じている。教師の働き方改革を真剣に考え、実行するヒントにしたい。(積読のH.K)

 ★備考★話題提供のために紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。

 [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」「気になる1冊」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。

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2020年11月26日

しゅうれん会「気になる一冊」

子どものほん(子ども、小学生&中学生)

北原淳著「びっくり!からなぜ?を学ぶ小学生の理科実験」池田書店 1155円

皆さんは理科が好きですか? この本は、1年生〜4年生くらいの小学生が、おうちでもできる理科の実験をしょうかいしたものです。

この本では、「光と色のふしぎ大発見」「水のなぞにせまる」「空気と遊ぼう」「電気と熱のすごいパワー」「その他の実験」の38の実験をすることができます。

★注意!★実験をするときは、おうちの人と相談して、じこをおこしたり、けがをしたりしないように気を付けてください。

大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

樹木希林著「一切なりゆき〜樹木希林のことば〜」文春新書 本体800円

 本書は、個性的な名女優の樹木希林さんの自由奔放な「名言」を収録したものです。「生きること」について53のことば、「家族のこと」について33のことば、「病のこと」について10のことば、「仕事のこと」について19のことば、「女のこと、男のこと」について12のことば、「出演作品のこと」について28のことば、合計155もの言葉に出会える。

 せいぜい20秒から3分程度で読める短文で、自分と同じ考え方、なるほどと思ったことは参考にして、あとは「そうなの!」と楽しむようにしたらいいと思います。

学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)

 今月は、学校教育関係の月刊誌の一部を紹介します。具体的な内容の特徴は、パソコンで検索して確認することができます。

 「教育展望」一般財団法人教育調査研究所、「教職研修」教育開発研究所、「月刊プリンシパル」学事出版、「総合教育技術」小学館、「教育研究」不昧堂出版、「道徳と特別活動」文溪堂、「道徳教育」明治図書、「教育技術小1(〜小6)」小学館、「実践障害児教育」学研プラス、「教育」教育旬報社、「体育科教育」大修館書店、「数理科学」サイエンス社、「社会科教育」明治図書、「教育科学国語教育」明治図書、他多数。 (積読のH.K)

 ★備考★話題提供のために紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。

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2020年10月22日

しゅうれん会「気になる一冊」

子どものほん(子ども、小学生&中学生)

ミヒャエル・エンデ作・絵 大島かおり訳「モモ」 岩波少年文庫版 本体800円

 あなたは、「時間」について考えたことがありますか。「時間とは何か?」と聞かれたら説明できますか。

この物語は、時間どろぼうに時間をぬすまれてしまいました。モモと言う女の子が、ぬすまれた時間を、人間にとりもどしてくれるという話です。少し難しいかもしれませんが、時間の大事ですし、人と人のつながりも大事だということが分かると思います。お家に人と一緒に読んでみてください。

大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

月刊誌「東京人tokyo jin 9月号」 都市出版 定価950円(税込)

 東京に住んでいながら「東京のことはあまりを知らない」と言う人が少なくありません。そこで、今月は、東京のことだけを毎月特集している本書を紹介します。

 今月号の特集は「江戸東京エリア散歩」で、藤沢周平作品を旅する「地図から浮かび上がる、光と影のリアリティ」、漱石先生と東京市電に乗る」、「都内「最後の秘境」吹上御苑の四百年を歩く」、「江戸の範囲はどこまでなのか」、「下落合、椎名町界隈、地元の町内地図が呼び覚ます、幼き日の記憶」など、面白体験をすることができる。

 また、連載の林家正蔵師匠の「ちょいとごまんなさいよ、四時からの悦楽(今月号は、代々木上原の「按田餃子」で、昼間から生ビール片手に餃子を堪能する話)」を楽しめる。

学校の先生のブック(小学校・中学校の先生) 

大前研一著「新・仕事力「テレワーク時代」に差がつく働き方」小学館新書 本体820円

 本書は、COVID−19の感染予防をきっかけに普及したテレワークについて、経営コンサルタント大前研一氏が、働きかたについて持論を展開したものである。

 内容は、前書き「目標を見える化」できるかどうかがカギだ。1章・君たちはどう働くかー間違いだらけの「働き方改革」、2章・「エクセレント・パーソン」の条件―仁ザ戦略と教育の在り方、3章・校務員こそ「働きかた改革」をー国を貧しくしているのは誰なのか、おわりに「働き方」は自分できめる、という構成である。企業の働き方を述べたものであるが、これをヒントに、学校の働き方について前向きに考えたい。(積読のH.K)

 ★備考★話題提供のために紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。

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