2018年09月01日

会館だより「かけはし」

学力向上と学習意欲(やる気)!

  今年の天候(暑さ、雨、雷、台風、湿気)、特に猛暑にはまいりました。幼児も、小中高校生も、青年も、働き盛りの大人も、もちろん高齢者も、体力を消耗しました。残暑も激しく、油断はなりません。どうぞ、健康には十分ご留意ください。
 ところで、8月の上旬、「展望セミナー」(月刊誌「教育展望」主催)に参加し、脳の研究で有名な池谷裕二教授(東京大学薬学部)の「脳から見た学習とやる気」という講演を聞きました。データに基づいた根拠のある話で、「なるほど!」「そ~~なのか!」と時間の過ぎるのも忘れるほどの素晴らしいものでした。
 その折、学力も学習意欲も向上することの25の流儀が紹介されたので、すぐ役立ちそうなものを一部紹介しましょう。高齢者の私にはちょっと遅すぎますが、役立ちそうなので紹介します。孫たち(小学生、受験勉強中の中学生&高校生)にも紹介してみました。
➀新しいことを勉強したらその日のうちに復習する。
➁「ながら勉強」はなるべくやめて、1つのことに打ち込む。
➂やる気のある人を友達にもつ。
➃やる気がなくてもシステムに従う。
D同じ時刻に起床、食事、勉強、就寝する。
Eよい姿勢、よい表情を心がける。
F自分でテストをし、分からないことや間 違いを直す。  
G定期的に休憩し息抜きをする。
H勉強する場所をジプシー的に時々変える。
I結果よりも、努力を評価する。
J週に3回は運動する。
K8時間くらい睡眠をとり、徹夜はやめる。
 どうでしょうか!? 騙されたつもりでいくつか試してください。効果があったら、池谷教授の研究のすばらしさとそれを紹介した私のお陰です。効果が現れないのは、I努力が不足していたのかもしれません。それでも、➃Dを継続して頑張ってください。お子様には、分かりやすく説明してあげてください。            (BOKE小島)
<備考> [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。一度、覗いてみてください。
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2018年08月23日

しゅうれん会「気になる一冊」

子どものほん(子ども、小学生&中学生)

国立天文台渡部潤一監修「図解眠れなくなるほど面白い宇宙の話」日本文芸社 本体680円

 宇宙飛行士の金井宣茂(かないのぶしげ)さんが、6月3日に5か月の任務を終えて地球に帰ってきました。たくさんの実験や観察をしたそうです。

ところで、あなたは、宇宙のことについて知りたいことがたくさんあるでしょ! この本は、宇宙は何でできているか、地球以外の星に生き物はいるのか、火星や木星に人が住めるようになるのかなど、たくさんの疑問に答えてくれます。いろいろなことが分かりますよ! 

まず、一人で読んで、難しい所はお家の人や先生に相談(質問)してみましょう。

大人の本(パパ&ママ、ジジ&ババなど)

「東京人tokyo jin 2018年9月号」都市出版 定価930円(税込)

 今号の特集は「江戸・妖怪探訪・東京」である。妖怪とは、「人知では説明できない奇怪な現象または異様な物体(広辞苑)」で、江戸の庶民は「化物(ばけもの)」と言い、「妖怪(ようかい)」は知識人が用いた学術用語だったそうだと、本書で知った。

 妖怪の絵とそれらしき写真で、水木しげると調布、妖怪伝説(高尾山、鬼の水鉢、曹源寺、王子稲荷、四谷於岩など)、ITと怪奇現象(21世紀の妖怪を探して)、テレビアニメ・ゲゲゲの鬼太郎―闇の向こうに何かを感じたい、小泉八雲と新宿、柳田国男と正常、お化けで地域おこし(南千住妖怪教室、清澄白河深川怪談、日野勝五郎生まれ変わり物語)、伊東忠太の妖怪好きなど、涼しく楽しくなる。

また、「老舗の暖簾に誘われて・最高峰の串焼きここにあり」「鉄道網の拡大と田園都市線の誕生」「祝!日本橋の空が抜ける」「マンガの聖地がよみがえる(豊島区長&里中満智子)」など東京についての情報が満載である。

学校の先生のブック(小学校・中学校の先生)

文部科学省「平成30年度全国学力・学習状況調査の結果」文科省HPよりダウンロード

文科省は4月17日に実施した「平成30年度全国学力・学習状況調査」の結果を、7月31日に公表した。今回は、小学校6年と中学校3年を対象に、国語、算数・数学に加えて3年ぶりに理科も実施した。

今回の結果では、小学校では、「国語:主語と述語との関係などに注意して、文を正しく書くこと。話し手の意図を捉えながら聞き、自分の考えをまとめたり複数の資料の内容を関係付けて理解したり、表現したりすること」「算数:小数の除法の意味についての理解やグラフから読み取ったことについて適切に判断すること。日常生活の事象を、数量を関連付け、根拠を明確にして記述すること」「理科:観察・実験の結果を整理し分析して考察した内容を記述することや、予想が確かめられた場合に得られる結果を見通して実験を構想したり、実験を基により妥当な考えに改善し、その内容を記述すること」が課題として指摘されている。 

また、中学校では、「国語:目的に応じて文章を読む際などに情報を整理して内容

を的確に捉えること。文の成分の順序や照応、公正を考えて適切な分を書くこと」

「数学:事象を数学的に解釈し問題解決の方法を数学的に説明すること。数学的な結果を事象に即して解釈することを通して成り立つ事柄を判断し、その結果を数学的な表現を用いて説明すること」「理科:実験や条件制御などにおいて自分や他者の考えを検討して改善すること。自然の事物・現象に含まれる要因を抽出して整理し、条件を制御して実験を計画すること」に課題のあることが指摘されている。

自校の児童生徒の傾向を捉える参考になる。

平均点に振り回されず、自校の児童生徒の「良い点を明確にして一層伸ばすこと」&「不足している事柄を明確にしてそれを克服する」「指導内容や指導方法すなわち授業を改善すること」に力を注ぐようにしたい。

また、国語、算数・数学、理科にとどめず、これらの結果を参考にして他教科等の授業改善に取り組むようにしたいものである。                             (BOKE三宅)


★備考★なお、話題提供のために本を紹介しているだけで、購読を勧めるものではありません。 [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」「気になる1冊」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。ご利用ください。


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2018年08月19日

子ども・大人・教師のためのQ&A

子どもとのQ&A疑問や質問のある子は素晴らしいです!)

Q夏休みの宿題に読書の感想文が出ました。どのように書いたらいいですか?(小5男)

A読書感想文は、このように書くべきだというきまりはありません。だから、あなたが本を読んだ後で、心と頭に残っていたことを書けばいいのです。

 学校の図書室や市立図書館で探すと、読書感想文を集めた本が見つかると思います。それを読んで、自分が気に入った感想文を参考にして書いたらいいと思います。

 本を「読んだきっかけ」、「内容のあらすじ」、「自分が思ったことや感じたこと」、「感動したこと」などを書くといいと思います。


大人とのQ&A(パパ&ママ、ジジ&ババもいつまでも好奇心を!)

Q子どもが勉強しません。どうしたら、学習意欲が高まりますか?(小4の母)

A子供が勉強になかなか取り掛かれない理由には、「➀やらなければならない勉強以外のことに関心が向いてしまっている」「Aやらなければならないことはわかっているが、やりたくない」「➂注意されてばかりいるので、反抗的になっている」などがあるといわれています。どれに該当するか観察して、親子で話し合ってみてください。

 そこで、@については自分で判断して、今やるべきことを決定するために「自分で決めて自分でやる」ことを約束をする、Aについてはしばらくそのままにしておいて「しないで困った体験をさせる」、➂については注意することをちょっと控えて「良い所をほめて、自分から取りかかる雰囲気をつくる」ように工夫してみてください。


学校の先生がたのQ&A先生にもわからないことがある!)

Q授業で「振り返りが必要だ」と言われますが、具体的にどのようなことをすればいいのですか?(経験6年目の教師)

A「振り返り」は、主体的・対話的で深い学びの「深い学び」を実現することとの関連で考察されることが多いです。「振り返り」には、次の3つの場合(田村学先生の考え)があります。これを授業の中で意図的に使い分けて実行していくといいと思います。

★1時間の授業の終わりに、学習したことが分かっているか,できるようになっているか確認する。

★授業で学習したことを、既習事項(今までに学習したこと)と関係づけたり、いつでも言えるように一般したりする。

★学習したことを自分のことと結び付けたり、自分がどのように高まったか(変化したか)を自覚したりする。

                                                  (三宅H)

★備考★[成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」のほか「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。

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2018年08月09日

しゅうれん会からのメッセージ

子どもたちへ(小さなお子さんには読んであげてください)

隣に「豊島なでしこ幼稚園」があります。ベランダから幼児たちが庭で元気よく遊んでいる姿を見るのが大好きです。

 先生の話を聞いて、そろって一つのことをがんばっている時もあります。とてもよく聞いていて、みんなで工夫して動いています。ちょっと、うまくいかない子がいると、となりの子が手を引っ張って教えてあげています。たすけあっているのです。すばらしいです。

 てつぼうにぶらさがっている子、走っている子など、思い思いに好きなことをしていることもあります。それぞれくふうしています。これもすばらしいです。幼稚園の先生やお家の人がいろいろ教えてくれるからだね。

 小学生になると、今度は自分で考え、はんだんして、もっといろいろなことができるようになります。子供は天才です。

大人の皆様へパパ&ママ、ジジ&ババ)

 「今どきの若い者は!」とつい口に出してしまいがちでした。ところが最近、そうでもないことを実体験しました。

ある日の朝、自転車で歯医者に行くのに、何か調子が悪くふらふらしていました。すると、近くの工事現場から若者がとんできて、「おじいちゃん、危ないよ。サドルの高さがあっていないんだよ!」と言って、調節してくれました。「ありがとう」とお礼を言って、乗りやすくなった自転車で快適に先を急ぎました。

歯医者の治療が終えて帰る際、その工事現場の横を通ったとき、あの若者と目があいました。「今朝はどうも…」とお礼をいうと、「いいえ、お気をつけて…」と爽やかに応えてくれました。「最近の若い者は!」と、十把一絡げにしてはいけないと反省しました。

 学校の先生がたへ

 人類は、狩猟社会(Society1.0)、農耕社会(Society2.0)、工業社会(Society3.0)を経て、現在の情報社会(Society4.0)に至っている。Society4.0では、@知識や情報が共有化されず各分野の連携が不十分で、A人間の能力に限界がありビッグデータから必要な情報の取り出しと分析に負担が、B年齢や障害などによる行動や労働に制約が、C少子高齢化や地方過疎化などの課題に制約があり、対応が困難であった。

そこで、仮想空間(サイバー空間)と現実空間(フィジカル空間)を融合させることにより、経済発展と社会的課題の解決を両立させる「人間中心社会(Society5.0)」が考えられている。Society5.0の実現した社会では、IoTで全ての人とモノが繋がり、様々な知識と情報が共有され、これまでになかった新しい価値が生み出され、@〜Cのような課題や困難を克服できる新たな社会の実現を目指していくことになる。

そこで、そのような社会を創り、豊かに生きるためには、次のような人材育成を目指していくことが求められているそうであるこれからの教育・授業づくりのヒントになりそうです。。

○「全校種」で、基礎的な学力を確実に定着させ、他者と協働しつつ自ら考え抜く自立した学びを十分にする必要がある。→そのために、「公正に個別最適化された学び」を実現する多様な学習の機会と場を提供する。★新学習指導要領の確実な習得

○「小中学校」で、Society5.0時代に求められる基礎的な力を確実に習得させる必要がある。→そのために、「基礎的読解力、数学的思考力など」の基盤となる学力や「情報活用能力」を全ての児童生徒に修得させる。★質の高い学力&情報活用能力の習得

○「高等学校卒業から社会人」では、学年にとらわれない多様な学びや、教育におけるSTEAM(Science、technology、Engineering、Art、Mathematics)やデザイン思考が必要である。→そこで、文系と理系の分断からの脱却が必要である。★学校の指導体制の確立

                                              (BOKE三宅)

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2018年08月01日

会館だより「かけはし」

             学力を向上させたい!
 
 子供を持つ親なら誰もが、我が子の「心(素直、正直、親切、思いやり、正義、協力、福祉・ボランティア、きまりや法を守るなど)」と「体(健康、体力、運動能力、生活習慣など)」と「頭(知識・理解、思考力・判断力・表現力、学習意欲、学習習慣、学力など)」の成長を願っています。
 もちろん学校も、2020年から実施される新しい学習指導要領で、国語、社会、算数、理科、生活、音楽、図画工作、家庭、外国語活動、外国語、総合的な学習の時間、道徳、特別活動などを通して「心」と「体」と「頭」の学習指導に今から頑張っています。
 今月号では、学力向上について考えてみます。
 今年の4月に、文部科学省で「全国学力・学習状況調査」を、小学校6年生と中学校3年生に実施しました。細かいことは省略しますが、どのような子供が、学力の高い傾向があるか発表しました。参考のために、いくつかの特徴を紹介します。
○規則正しい生活習慣「早起き・朝ごはん・早寝」、「時間、片づけ、約束が守れる」が、身に付いている子は学力が高い。
○家庭で決まった時間勉強している子は学力が高い。
○本を読む、辞書・図鑑・地図で調べる、新聞を読むなど、活字に接する習慣のある子ほど、学力が高い。
○宿題、ノート、作文などに担任の先生が一言書きいれたり、保護者が感想を言ったりすることも効果があるそうだ。
 これらを参考にして、もし、できることがありましたら、実行してみてください。学校の勉強の様子を聞いたり話題にし、頑張ったり、良いことをした時は褒めてあげてください。とても励みになり、やる気が起きてきますよ。(ところで、「3ステップドリル〇年○学期教育出版」で検索すると、無料の算数のドリルがダウンロードできます。関心のある方はご利用ください。類似の有料のものがありますからご注意ください)                        (BOKE小島)

<備考> [成美教育文化会館]で検索すると、「かけはし」「メッセージ」「Q&A」「ほん本ブック」をはじめ「一宇荘」「至楽荘」「成美教育文化会館の会場貸出」など様々な情報が閲覧できます。一度、覗いてみてください。
posted by 豊島修練会 at 15:40| 会館だより「かけはし」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする