2026年05月05日

会館だより「かけはし」

かけはし R0805月号@.pdfかけはし R0805月号A.pdf


ガソリンは不要なものとして廃棄されていた!

 石油製品は、プラスチックなどの包装材料やガソリンとして私たちの生活にとって、なくてはならない存在です。我が国は99.7%を海外からの輸入に頼っていて、その9割は中東地域から運ばれてきます。つまり中東地域から輸入できなくなると、私たちの生活は、たちまち破綻してしまうのです。最近電気で走る自動車も見られるようになりましたが、石油のなかでもガソリンは、まだまだ私たちの生活にとって重要な位置を占めています。

 しかしガソリンの歴史を調べると、廃棄されていた時期があったことがわかります。もともと石油は、鯨油や樹脂・獣脂から製造されたろうそくに代わる照明用燃料として採掘されていましたが、灯油や潤滑油よりも揮発する温度の低いガソリンは扱いにくく、不用品として廃棄されていました。

 ガソリンが見直されるようになったのは、自動車のエンジンに利用できることが分かってからです。

原油精製.jpg 石油は原油として日本まで運ばれてきますが、その成分は、地域によって違いがあります。原油には大きく分けて軽質油と重質油があります。軽質油はサラサラしていて処理しやすく、ガソリンなどの燃料になる割合が高いため、重質油より高い価格がつけられています。これに対して重質油は硫黄分や金属などの不従物が多くドロドロしているので処理しにくく、産業用燃料やアスファルトなどの建設資材に使われますが、処理コストが高くなるので、価格も低くなっています。

 ところで石油はいつなくなるのでしょう。1970年代には「あと30年」と言われていました。ところがそれから50年近くたった今でもその予測数値はかわっていません。これは次々と新しい油田が発見されたり、採掘方法が新しくなったりしているためです。しかし、いずれはなくなってしまうものなので、ナフサから作られているスーパーの食品トレイ、コンビニの弁当容器、ペットボトル、食品ラップ、レジ袋、ゴミ袋などは、工夫して、できるだけ節約するようにするとよいでしょう。(T.Y.)

posted by 豊島修練会 at 13:30| 会館だより「かけはし」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする