かけはし R0806月号@.pdfかけはし R0806月号A.pdf
ナメクジとカタツムリ 〜 似て非なるもの 〜
六月は梅雨の季節です。沖縄では五月中旬から六月下旬、東北・北陸では六月中旬から七月下旬と、南の地方にいくほど、始まりも終わりも早くなります。日本では北海道と小笠原地方を除き、雨の多い、うっとうしい日が続くようになります。
しかし、この時期元気に活動する様子が見られる動物たちもいます。その代表がカタツムリとナメクジです。
死んで殻だけになってしまったカタツムリを見て、ナメクジになって出て行ってしまったのではないかと言った子供がいました。そう言われてみると、カタツムリとナメクジはよく似ています。
カタツムリとナメクジを、目の前で比べてみてください。
両方とも体は細長く、二対の触角をもっていて、大きい方の触角の先には、それぞれ目がついています。体の表面は網目状になった皺でおおわれていて、いつも湿っています。また、頭のほうには口があり、やすりのような、ぎざぎざした歯がついています。この歯で食べ物を削りとって食べるので、カタツムリとナメクジの食べたあとはよく似ています。
両方とも、這っているときには、頭の部分から粘液が出るので、這ったあとはそれが乾いて、銀色のすじがつきます。
違うといえば、カタツムリは殻を持っているので、まわりが乾燥してくると、殻のなかにもぐりこんで、長いあいだ、じっとがまんすることができますが、ナメクジは、それができないということです。そのかわり、殻が邪魔をしてカタツムリが入り込めないようなせまいところも、簡単に入り込むことができます。
最も大きな違いは、カタツムリが歌にまで歌われて親しまれているのに、ナメクジは嫌われていて、見つかると塩をかけられて退治されてしまうことでしょう。 (T.Y.)

